日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

人であることを忘れないように。

2015-12-09 21:20:41 | 発達応援
 今日も早朝仕事後、せっせと年末に向けての片付けをしました。
片付けをしているのか、魔窟が移動しているだけか、微妙な片付けです。

 クローゼットを開けると、猫がいそいそパトロールにきます。
そのまま閉じ込めたり、粗相をされては困るので、
クローゼットパトロールはなるべく阻止します。

 しかし、阻止しようとすればするほど、猫’sのパトロール意欲が高まり、
普段はけんかをしているちぃと桃ちゃんが時間差攻撃を仕掛けてきたりします。

 押し入れタンスや布団、除湿器とスーツケースなんかしかないんですよ、猫’sよ。
「じゃあ、見せろにゃ」と言われそう…

 早朝の職場で、一緒に冷凍のシッパーを積込み中に、
「だった!聞きたいことがあったんだった!」と急に同僚の手が止まりました。

 なんでも、お孫さんが乳幼児検診で保健婦さんに
「発達検査かなんか、受けたほうがいいんじゃないんですか」と言われて、
お孫さんのお母さん、同僚のお嫁さんが軽いパニックで、今からどうしたらいいんですか、
と保健婦さんに言ったけど、何もわからなかった~という話しでした。

 あまりに唐突な話しなので、詳しく聞くと、
乳幼児検診で来ていた他のお子さんを突き飛ばしたとか。

 へっ?
それだけで、発達検査云々の話しになるの?と思ったのですが、
他にも、目についたものがあると、そこに走っていってしまうのも目についたようでした。

 でも、その話しを聞きながら、
そのお母さんは何度目かの乳幼児検診に来て、
いつものように終わるだろうと思っていたところに、
思いもしない「発達検査を受けたら?」の話しで、びっくりされたことだろうなぁ、と思いました。

 孫の話しを私にしてくれた同僚にしても、
「発達検査なんてしないといけないのかな、子どもって、そんなものじゃないけ?」と、
ちょっと意外なような、心配なような、でも、複雑な気持ちをぽつぽつと語られました。

 聞けば、保育園でも急に友だちのことを叩いたことがあるそうですが、
今まで、保育園の先生に何か言われることもなかったし、
今回、検査を受けてみたら、と言われた件も保育園の先生に話したが、
「え~、そうなんですかぁ?」という感じで、
あれ、そんなに心配しなくて良いのかな、と思ったりもする、ということでした。

 乳幼児検診でなぜそう言われたのかは、
会ったこともない子どもさんのことなので、私にはわからない、と伝えました。

 ただ、もし、急に周りの子を突き飛ばしたり、叩いたりするのなら、
その前後に、子どものまわりでどんなことが起こっているのか、
そういうことは注意深く観察しておく必要があるかな、ということは伝えました。

 もしかすると、その子にとっては不快な音がしていて、
その音源になった子を突き飛ばしにいったのかもしれないし、
自分も遊びたいのに輪の中に入れなくて、イライラして叩いたのかもしれないし、
その行為に及ぶための原因が、その子のまわりで起きている可能性があるからです。

 それを知った上で、「○○が嫌だったね。でも、突き飛ばしてはいけない」とか、
「○○したかったね、でも、叩くのはよくない」と、
そういう場面が起こるたびに、根気強く、ひとつひとつ、
教えていくことが大事かな~、と言う話しをしました。

 また、聴覚の過敏性や眩しがり屋さんだったりの、
何らかの過敏性なんかもわかるなら、専門の先生に診てもらうこともいいけれど、
いざとなったら、鹿児島によい先生がいるからそこ行くのが早いかも、と、
話しをすることでした。

 そんな話しをしていたら同僚は、
「そうだね、保育園の先生にも言って、どんなとき叩くか、どんなとき静かか、
手間だけど見てもらおう!病院も嫁さんに言ってみる!」と明るく話していました。

 早期に介入したほうが、良いというのが、
発達障害や自閉症スペクタクルの今の常識なのだと思います。

 でも、親御さんにそういう可能性も含めて説明するならば、
親御さんの気持ちに寄添って、ここで、こういうことを勧めてみようと思ったわけや
普段の子どもさんの様子もたくさん聞いて欲しいなぁ、と思うことでした。

 親御さんをパニックにさせるのが目的ではなかろうから。

 『猫本」



 この本を読んで、つくづく、
「人」であることを忘れてはいけないな、と思いました。

 人が人として生きていくのに必要なことを!と願いながら
子どもの成長の助けになるようにしていくことが大事かな、と思います。



 
コメント (2)
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