日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

ぼくのすきなせんせ~。

2015-12-21 17:04:50 | 日記
 この前、たくわんを漬けたのですが、
今日は高菜が安かったので買ってきました。

 高菜漬けは、私が作ると瑞々しさがなく、
かたくて辛い、ただの塩青菜のようになってしまいます。
今回は、ちゃんと樽に漬けて、がんばろうと思っています。

 また、早朝の職場の方で金柑農家の方がいらっしゃって、
すごく大きいけれど規格外というのを、これまた安くで譲っていただきました。

 生で食べてもほろ苦くておいしい金柑。
子どもの頃には、大嫌いだった金柑漬けが、大人になったら大好きになり、
ついには、自分で作るようになってしまった!

 冬はおいしいものに事欠きませんね。

 教員育成のあり方について、必要な法整備を~なんていうニュースをしています。

 私の父は教員でしたが、
「政治家の人たちは、教育のことをちょこちょこいじるのが好きだ。
でも、ちっとも優秀な先生だ!と頭が下がるような人はいない」と言って憚りませんでした。

 父は勉強が好きでない子どもが集まるような高校に長く勤めていました。
高校生でありながら、分数がわからない、アルファベットは書けない、
ひらがなも漢字も危うい、そういう子どもも入学してくるような高校もありました。

 今のように「特別支援教育」などという概念もあったか、なかったかの私が中高生の頃。
父は、「このプリントの漢字を覚えてきなさい!30点ここから出すから!」などと、
今なら、そんなこと言ったら色々言われそうなことを言って、
何十回も漢字のテストをしたり、一緒に書き取りに付合ったりしていたようでした。

 そして、そんな子たちを相手に国語の時間に、
ヘミングウェイの話をし、トルストイの話をし、時々は本を借りに来る生徒も居たようでした。

 「勉強ができる、できないと、頭がいい、悪いは関係ない。
まぁ、勉強はできたにこしたことないけど、みてごらん、
がっこーの先生なんか、みんな学生のとき勉強はできた人たちだよ。
でも、ねぇ~、どうかなぁ~。
子どもたちが、まったく興味もないような授業を平気でして、
しゃあしゃあとしているからねぇ。
あの精神力には、僕は参る。」

 そんなことを言っていました。

 反抗期の当時の私は、
「自分もせんせーやってんじゃん!」と思いましたが。

 リーゼントバリバリ、突っ張る子にも慕われていた父。
父が亡くなったとき、私も忘れないくらい、電話で父に怒鳴られまくっていた子が、
もう、卒業して20年以上経つのにお線香をあげにきてくださいました。

 「所詮、教員だからね。」と
自分のことを揶揄するように言っていた父でしたが、
お線香をあげにきてくれるもう、おじさんになっている生徒さんをみていると、
子どもたちをかわいがっていたのだなぁ~と思うことでした。

 色々な教員の養成方法が言われますが、
教科教育やできる子を育てるだけでない、
人として、子どもや保護者と向き合うことができる人、
きめ細やかな人の感情のひだを感じ取れ、
自他の区別のつく人、
なにより、子どもを「なんだかんだいっても、もぜ!(かわいい)」と
思っている人に先生になって欲しいなぁ~と思うことです。



 
コメント
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