日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

考える芽。

2015-12-12 23:31:03 | 発達応援
 魔窟が減りつつある我が家。
魔窟が減ると空気の流れが良くなりますね。

 あとは、クローゼットの整理整頓!
流れの良い部屋になるようにがんばろーっと!

 今日は安曇野プランの算数でした。

 数のイメージを頭の中に構築するために、
手を使って、目を使って、声を出して、と色々なことを組み込みながらしています。

 そんな中、ヘキサゴン消しゴムを使って、5の合成を作る遊びをしました。
例えば、私が3つ消しゴムを出したら子どもは2つ出す、1つ出したら、4つ出す…、
そんな遊びでした。

 5になった消しゴムは、つなげておいていたのですが、
途中で「良いこと考えた!」と言ったかと思うと、
その消しゴムを横につなげはじめました。
そして、それを、上に重ねていこうと悪戦苦闘しています。

 

 (これは以前の写真ですがこれを作ろうとしていました)

 この消しゴムの形は複雑です。

 

 横につなげるには、凸凹をきちんと見てスライドさせなくてはなりません。
数ヶ月前には、それが当てずっぽうにしかできずよく癇癪を起こしていました。

 また、横につなげたものを上に重ねていくには、
5つずつにつなげたもの同士の向きを同じにし、
ポッチを合わせて重ねなくてはなりません。

 最初は力づくでどうにかしようとしていたので、
安曇野プランの先生黒猫のボスが見本を見せました。

 

 すると、「向き」を理解し、ポッチを良く見て合わせています。
そして、1個ずつするなど、別の方法も試しながら、どんどん積み上げていきました。

 以前やったときの、偶然できた感じや力でぎゅうぎゅう押込めたときと違い、
ここにはどうやったら自分の思っている物が作れるか考える姿がありました。

 「やり方を考える」という芽が育ってきたのかなぁと、
とても嬉しくなりました。

 自分が思ったことを実行し、思った通りのものにするには、
思い通りにならない失敗や偶然の成功、できないことへ苛立つ癇癪、
どれも必要なものなのですね。

 そして、子どもが作ろうとしているものが、
「こういうやり方でもできるよ」とコツを見せることで、
子どもはやり方を真似して、できるようになり、
また、違うやり方も発見し、挑戦するということも今日見ていて思いました。

 算数から離れた作業が多かったのですが、
むしろ、本題の算数もすんなりできた今日の安曇野プランの算数でした。

 多くの感覚を総動員することは、
学ぶ楽しさに繋がるのかもしれませんね。

 

 

 
コメント
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