日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

認知構造って何?

2015-12-16 20:50:37 | フォイヤーシュタイン
 日本は車やバイクは左側通行ですが、
田舎では老若男女皆車に乗っているわりに、
人口の少なさのおかげで大都市のような混雑はないので、
みなさん、結構、アバウトに運転をされていいることがあります。

 今日はスーパーの駐車場の「止まれ」のとこで一旦停止したら、
アバウトに右折してきた車にぶっ込まれそうになり、
危うくコケそうになりました。

 運転手のばあさまは、「危ないバイクね~」的な顔をしていたので、
「おめーが危ねえんだよ!」とすんごい顔で睨んだら、
状況がおわかりのようでした。

 いつかは私も危険運転する高齢者になるのかな。
そうなる前に免許返さんとな。

 昨日のフォイヤーシュタインの勉強会で、
フォイヤーシュタインの「認知構造」とは何か、という話になりました。

 フォイヤーシュタインで核となる「認知構造変容理論」というものがあり、
その「認知構造」とは一体、なんなのかという話しになったのです。

 そんなこと、言葉として考えたことなかった私は、
ほぉ、なんじゃろか、と考えはじめました。

 ここでいう「認知」とは、生理学や心理学用語の認知のことで、
大辞林大3版によると次のような意味です。

生活体が対象についての知識を得ること。
また,その過程。知覚だけでなく,推理・判断・記憶などの機能を含み,
外界の情報を能動的に収集し処理する過程。 


 とすると、私が思う認知構造は、
本来、人間に備わっている、自分の必要な情報を集めて利用したり、
自分の感情や感覚をきちんと自分でわかることや
何かを作り上げようとするときに、経験に照らして情報を提供したり、
相手の情報とすり合わせたりする力のようなものです。

 しかし、実際には、
それをうまくこなせない子どもさんが存在します。

 あてずっぽうに情報の選択をしたり、
思い浮かんだことをとりあえず、いってみたり、という風な感じです。

 そこで、場に応じた情報や必要な情報を自力で獲得できない子どもさんに、
生きていく上で必要な情報を得る方法を自分で考え、
選択できるようにすることを目的にフォイヤーシュタインの教材を使っているのではないかなぁ、
そんなところに行き着きました。

 でも、コンディショニング講座などに参加して、もうひとつ大事だなと思うのは、
あてずっぽうに選択した情報かもしれないが、なぜそれを選択したかを考えること、
単なる思いつきでも、なぜ、今ここでそれを思いついたのかを考えること、です。

 勉強会では、ピアジェの話、構造主義の話、数学の「群(ぐん)」という概念の話と
認知構造について多方面からの見方が紹介されました。 

 だれかと意見を交わすって、本当に大切な場ですね。

 
 


 
コメント
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