ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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浅田羽菜さん事件の判決

2014年03月11日 14時47分17秒 | 相続
毎日新聞によると
 『京都市左京区の市立養徳小学校のプールで2012年7月、同小1年の浅田羽菜(はな)さん(当時6歳)が死亡した事故で、羽菜さんの両親が京都市などを相手取り、約8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が11日、京都地裁であり、橋詰均裁判長は現場にいた教諭3人の過失を認め、市側に約3000万円の賠償を命じた。
 訴状によると、羽菜さんは夏休み中の7月30日、課外のプール学習中に溺れ、翌日、死亡した。プールは通常、低学年向けに最も深い場所で水深90センチにしていたが、事故前にあった高学年の練習に合わせ110センチにしていた。羽菜さんの身長は113.5センチだった。
 両親側は、指導を担当した3人の教諭が普段より水位が高いことを知らず、深い場所に行かないようロープを張るなどの安全対策を怠ったと主張。市側は「安全管理に課題はあるが、違法とまでは言えない」などと争う姿勢を示していた。
 京都市教委は、弁護士らによる第三者委員会を設置し、事故原因を調査している』そうです。
 事件発生以来,真実を求めて闘ってこられた羽菜さんのご両親には,お疲れ様と言いたいです。
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医療過誤訴訟の厳しさ

2014年03月11日 05時38分41秒 | 相続
 昨日は,医療過誤(ミス)訴訟の厳しさをあらためて痛感しました。
 その原因はいろいろありますが,一つには,一見するとおかしなことが他の病院でも行われている,さらに一般的に病院では普通のことであるとなると,正当化されてしまうということにもあるようです。
 これは,結局,「赤信号,皆で渡れば怖くない。」に通じることで,そうだとすると,あるべきルールは無視されたままです。ルールを発見して,それを個別具体的な裁判を通じて,公表していくのが裁判所のはずなのですが,医療過誤訴訟では,そうはなっていないようです。
 アメリカの弁護士で裁判に一度も負けたことがないという人が,その秘訣を語ったところ,「それは,負ける事件を引き受けないことだ。」との話をふっと思い出しました。医療訴訟に関しては,この人の言うところに真理があるのかもしれません,悲しいですが。
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