ヘコまされた被害者&その家族と不登校児童・生徒&その家族を盛り上げる委員会弁護士の日記

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「いじめ防止対策推進法」の使い方(続)

2014年03月06日 14時55分27秒 | 相続
毎日新聞によると
 『福岡県内の私立高校3年の男子生徒(当時18歳)が昨年11月、いじめをうかがわせる書き込みを残して自殺した問題で、福岡県警は6日、生徒と同級生の17~18歳の少年7人を暴力行為法違反容疑で福岡地検に書類送検した。県警は「自殺との因果関係は不明だが、いじめ防止対策推進法の定義に照らせばいじめに当たる」としている。

 送検容疑は、共謀して昨年10月1日~11月6日、同校の教室や調理実習室などで生徒に対して5回にわたり、殴ったり蹴ったり、熱したおたまを口元に押し当てたりなどの暴行を加えたとしている。
 県警によると、7人は「生徒のリアクションが面白くてやった。申し訳ない」と容疑を認め、反省しているという。こうした暴行は高校2年時から続き、他にも複数の同級生が関与したとみられるが、学校側は把握していなかったという。
 生徒は昨年11月14日未明、福岡県春日市のマンションから飛び降り死亡した。携帯端末には個人名を挙げ「絶対に許さない」などと書かれていた。遺族は今年2月に被害届を出していた。
 生徒の父親は「今回の件はいじめと確信している。加害生徒らの行為は犯罪行為であり許されない。(同校が設立予定の)第三者委員会も真実を明らかにしてほしい」とのコメントを出した。
 昨年9月施行のいじめ防止対策推進法は、いじめの定義を「一定の人的関係にある児童等が行う行為で、対象となった児童等が心身の苦痛を感じているもの」などとしている』そうです。
 いじめを現に受けている人(被害者)には,例えば,法務省の人権擁護局http://www.moj.go.jp/JINKEN/に相談するなど,事態を「大騒ぎ(大騒動)」にせよ,とアドバイスしたいです。
 誰にも行き先を告げないで行う「家出(避難)」も一つの方法ですが,被害者自身が危険な目に遭う可能性がありますので,あまりお勧めできません。
 もちろん弁護士に相談してもらっても,よいです。
 
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性犯罪・児童虐待捜査ハンドブック

2014年03月06日 13時22分52秒 | 相続
毎日新聞によると
『全国の警察が2013年に虐待の疑いがあるとして児童相談所に通告した子どもの数は前年比31.8%増の2万1603人で、統計を取り始めた04年の22倍に上り、過去最多だったことが警察庁のまとめで分かった。子どもの前で配偶者に暴力を振るう「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」が同48.4%増の8059人で全体の数字を押し上げた。同庁は「DV事案の認知件数が増加したことや面前DVも虐待という認識が広まった」と分析している。

 通告を類型別にみると、「生まれて来なければよかった」との暴言を繰り返すなどの心理的虐待が1万2344人(前年比49.3%増)で全体の約6割を占め最多。うち65%が面前DVだった。続いて、身体的虐待6150人(同17.8%増)▽食事を与えないなどの育児怠慢・拒否2960人(同8.2%増)▽性的虐待149人(同8.6%減)−−だった。
 警察による摘発件数と摘発者数は、それぞれ467件、482人で、いずれも過去最多だった前年と同水準だった。摘発件数で最も多かったのは身体的虐待で334件。心理的虐待は被害の立証が難しいこともあり、摘発は子どもに刃物を突き付けるなどした16件にとどまった。
 摘発された事件で被害者となった子どもの数は475人で、うち25人が死亡した。子どもの側からみた加害者との関係は、割合の多い順に▽実父37%▽養父・継父24%▽実母20%−−などだった。

 一方、子どもの裸の画像を製作したり受け渡しをしたりしたとして、警察が昨年に摘発した児童ポルノ事件は前年比3%増の1644件、被害者の子どもは同21%増の646人で、いずれも過去最多だった。
 被害者の子どもが加害者と連絡を取った手段は、スマートフォン(多機能携帯電話)が32%で最も多く、旧来の携帯電話の18%を大きく上回った』とのことです。
 たまたまですが,今日,大阪高等検察庁の田中嘉寿子検事が書かれた「性犯罪・児童虐待捜査ハンドブック」を入手しました。
 この本は,性犯罪等の捜査の仕方についてだけ書かれたものでなく,性犯罪被害者と被虐待児童を支援していこうとする者にとって参考になることが満載です。今すぐ,じっくり読みたいのですが,他にやるべき仕事が山積みで,明日の夜まで,ガマンします。
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柏の連続通り魔事件

2014年03月06日 05時47分41秒 | 相続
毎日新聞によると
 『竹井容疑者は4日夜、事件現場からわずか約20メートルの場所にある自宅マンション前で、毎日新聞などの取材に約40分間、事件の一部始終を目撃したなどと説明していた。「犯人は笑いながら、何度も背中を刺した。その様子をスマートフォンで動画撮影した」とも話していた。
 
 竹井容疑者は午後8時半ごろから集まっていた記者に対し、3日深夜に大声を聞き4階の自室のドアを開けて廊下に出たところ、事件を目撃したと説明。「暗闇の中で光ったので刃物だと分かった」などと述べ、刃体の長さについても両手を広げて「これぐらい、30~40センチはあった。牛刀のようだったが、柄の部分は見えなかった」などと語っていた。
 容疑者の特徴を「身長は約175センチで黒色ジャンパー姿。太ってもやせてもいない」と話し、1階に住んでいた池間さんについては「面識はない。同じマンションの住人が刺されるなんて分からなかった」としていた。
 さらに、犯行開始時から車を奪って逃走するまでの様子を動画で撮影したと説明。「動画は警察に渡したがSDカードにコピーを保存している」と話したため、記者が確認を求めると「警察に止められているから」と拒んだ。その上で「僕も早く(容疑者が)捕まってほしいと思っている。警察が明日公開するはず」と語っていた。
 竹井容疑者は首のあたりまで伸びた髪を茶色に染め、黒っぽい上着姿。「ハッハッハと奇声を発し、笑いながら刺した」と異常性を強調し、「見境無く襲いかかるのは怖い」などと話した。
 その後も終始表情を変えずに質問に答えていたが、顔を撮影されることは嫌がり、「放送する時は声も変えて」と求めた。「きょうは警察で事件の状況を説明してきた。明日も呼ばれている」とも語っていた。
 また、現場で取材していた別の記者によると、当初事件について「寝ていたから知らない」と答えていたが、しばらくすると「動画を持っているけど買わないか」などと持ちかけてきたという』ことです。
 この事件,報道によると,一方で,犯人は笑っていた,他方で,犯人はマスクをしていた,となっていたので,マスクをしているのに笑っていることがどうしてわかるのか,不思議でした。
 結局,その情報源が犯人だったようで,ウソはばれる,ウソはウソを呼ぶ,ということでしょう。
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