アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

忘れかけた夜行列車の魅力~EF62

2020-09-08 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

夏休み最後の週末、秩父鉄道で客車の夜行列車が走ったようだ。秩父鉄道は古くから貨物列車の運転も多く、魅力的には感じていたが、肝心の電気機関車が今一つ好きになれず、今までなかなか足が向かなかった。今年は目玉の蒸機C58が検査入場中とのことで、蒸機に代わり電機がパレオエクスプレスをけん引しているから、一度は出向こうと考えている。大井川鐡道を含めて今後は、こんな私鉄の客車列車にも目を向けていきたいと思う今日この頃。気が変わらないうちに実行しなくては・・・

今も昔も重連好きなアントンKだが、今回は夜行急行列車「越前」のEF62重連けん引の写真を掲載しておく。普段は、客車列車自体お目にかかれなくなり、無個性で同じような電車の中に気持ちが埋没しているが、こうやって昔の客車列車の写真を眺めると、どこかであの時代の想いが蘇ってくる気持ちがしている。この時の写真も、早朝から出かけて何本も上ってくる夜行列車を次々と撮影していた、その1本にすぎない。もちろん手前を走る緩行線に阻まれることもしばしばあり、その悔しさが次に繋がっていた。夏場にはよく撮影に出かけて客車列車の醍醐味を堪能したもの。今はそんなことさえ忘れつつある。夜通し走る客車列車の旅情感が消えていくことは何とも寂しい。

1981-09-23  606ㇾ   急行「越前」 EF6216+23     東北本線:南浦和付近