鉄チャンだから解る客車列車の魅力。これが一般人に解って貰おうとするには、しばし努力を伴う。電車も客車も気動車さえ同じに見えるのだから・・面倒臭がらず、丁寧に説明するも、やはりピンと来ないのが一般的意見なのだ。まあいい。解る人には解るという趣味も大いに魅力的ではないか。
EF58が現役だった時代は、ゴハチと客車との組み合わせを楽しんだものだ。もちろん、ゴハチ以外の機関車でも、客車との組み合わせを楽しむことは多く、ファンの間でもしばし話題になる内容だった。全国津々浦々駆け巡った客車列車は。その地方でそれぞれ機関車が異なり、独特の雰囲気を醸し出していた。アントンKには、そんな場面がとても魅力的に思え、好みの機関車が多様な客車を牽く団体列車は、格好の被写体になっていた。
今回は、そんな部類の列車になるかと思うが、EF58が24系客車を牽いて東上するシーンを掲載してみる。客扱いはなく、回送列車だが12両編成の堂々たる面持ちで現れた。ゴハチも宮原区の綺麗どころ143号機で満足したに違いない。それよりどうしてこのポイントで撮影したのかが、不思議に思える。東海道線の午後の上り列車とは言え、当時は考察が不足していたようだ。記憶から消えてしまっていた画像なのである。
1978-06-17 回8346ㇾ EF58143 24系寝台12連 東海道本線:平塚付近