引き続き、国鉄時代晩年のEF65PFの雄姿を掲載。
上信越線を走ったEF58が引退してしまうと、当時の夜行急行列車は、EF65PFにけん引機がスイッチされ、客車の方も、10系寝台+雑形客車から、14系寝台+座席車へとリニューアルされている。EF58時代から比べると、出撃回数も極端に減ってしまったが、日の長い時期には、よく計画を立て沿線に歩を進めた。
これは上越新幹線開通に伴い、上越線経由から信越線経由に変更されてからの急行「能登」号。廃止された急行「越前」のルートと同じ碓氷を越えるルートになったが、注目なのは、機関車がEF62ではなく高崎からEF65PFに代わっていること。この辺り、稼働数が減少した里に下りたEF62たちとの関係性もあるのかもしれない。14系の混合編成も、当時は珍しかったが、これ以降、こういった編成に全国的に変わっていくのである。
早朝の高崎線を上る急行「能登」。鴻巣付近での撮影だが、今では宅地化が進み、田畑など皆無ではないだろうか。
1985-06-07 602ㇾ EF651023 能登 高崎線:北鴻巣付近