今回は、50系客車繋がりで東海道を往く新製車回送のシーン。
EF58の活躍に陰りが見え始めた1970年代後半、雑形客車に代わる新しい客車50系がお目見えした。12系や14系などの青い車体から一転、真っ赤に塗られた車体は当時新鮮に映ったもの。栃木の富士重工で落成された新車が、次々と地方へと旅立っていった。現代でいうところの甲種回送のようであり、生まれたての車両を牽く機関車との組み合わせもとても魅力的に思えた。
ここでは、定番根府川を往く50系新製車回送。当時は、EF58の機番を追っていた時代でもあったため、このゴハチとの組み合わせには注視していた思い出がある。東京区の124号機が曇天の根府川に現われた。この季節に曇られると、露出が無くメゲたことを画像から思い出している。前出のレッドトレインもインパクトがあるが、ゴハチのブルーとのコラボもなかなか良かった印象が残っている。
1979-02-21 回8111ㇾ EF58124 50系客車10両 東海道本線:根府川-真鶴