昨日,2年前の卒業生鈴木君が新キャンパスの研究室を訪ねてきました。休みが取れたので,新キャンパスを見に来たそうです。鈴木君の近況を聞くとともに,ゼミの運営について色々意見交換しました。
鈴木君は「今,自分はクルマを売る仕事をしていますが,トップセールスを上げる人は,顧客の立場に立って,論理的に重要な情報を説明できると思います。そして,顧客にそのクルマの必要性を認識させるように徐々にそれを展開する。こういうことは大学時代マーケティングを学んでいたため,理解できます」と話してくれました。
その後,私が「ゼミの学習レベルは以前より下がっているように感じる。今年度は,名古屋マーケティング・インカレを途中でリタイアしたチームが出た」と話すと,鈴木君は「ダメですね。あの程度のことを粘れないなんて,社会人として将来やっていけないと思います」という回答。「自分はゼミで粘った経験が今に活きています」とも答えてくれました。
私が「最近ゼミ生の研究発表にダメ出しをしても,なかなか改善しない。これで十分なんだという返答をするので,唖然とする」と愚痴ると,鈴木君は「それはまたダメですね。職場で,上司が要求したことに応えないと,社会人失格になります。うちの職場では,上司が私や同僚に,君たちは不真面目だという指摘をよくします。それは上司の要求に応えない時です。上司の要求に応える努力をするから,能力の向上があるし,仕事の改善があるのです。たとえ上司の指示がピントボケであっても,学ぶことはたくさんあります。そのゼミ生たちは,これまでゆるい環境で育ってきたからそういうのでしょうが,ゼミの活動できちんと粘ることを学ばないと,社会人になってからは辛い思いをすると思います」としんみり話してくれました。
最後に,鈴木君は「ゼミは楽しかった」と語ってくれました。そういえば,11月に2009年度の卒業生3名が新キャンパスを訪ねて来てくれた時も,同じ言葉を聞きました。忙しく,大変だったがゆえに楽しかったという想い出。
学期末の定期試験が終わった今,2014年度のゼミの教育を振り返ると,色々悩むことの多い年だったと思います。ゼミ生の人間関係,低いモチベーション,教員の指示を無視する態度等に,怒りや徒労を感じました。しかし,卒業生の言葉を聞くと,基本的に今のままでやり抜こうという思いが頭をもたげます。毎年改善を加えるとしても,基本的な方針は変えず,ぶれないで運営しよう。それが卒業後ゼミ生に財産だと感じてもらえるのものを形成するのだから。
なお,もうすぐゼミ生の成績評価をしなければなりません。きちんと粘って活動に取り組めたかどうかを見極めて評価するつもりです。
鈴木君は「今,自分はクルマを売る仕事をしていますが,トップセールスを上げる人は,顧客の立場に立って,論理的に重要な情報を説明できると思います。そして,顧客にそのクルマの必要性を認識させるように徐々にそれを展開する。こういうことは大学時代マーケティングを学んでいたため,理解できます」と話してくれました。
その後,私が「ゼミの学習レベルは以前より下がっているように感じる。今年度は,名古屋マーケティング・インカレを途中でリタイアしたチームが出た」と話すと,鈴木君は「ダメですね。あの程度のことを粘れないなんて,社会人として将来やっていけないと思います」という回答。「自分はゼミで粘った経験が今に活きています」とも答えてくれました。
私が「最近ゼミ生の研究発表にダメ出しをしても,なかなか改善しない。これで十分なんだという返答をするので,唖然とする」と愚痴ると,鈴木君は「それはまたダメですね。職場で,上司が要求したことに応えないと,社会人失格になります。うちの職場では,上司が私や同僚に,君たちは不真面目だという指摘をよくします。それは上司の要求に応えない時です。上司の要求に応える努力をするから,能力の向上があるし,仕事の改善があるのです。たとえ上司の指示がピントボケであっても,学ぶことはたくさんあります。そのゼミ生たちは,これまでゆるい環境で育ってきたからそういうのでしょうが,ゼミの活動できちんと粘ることを学ばないと,社会人になってからは辛い思いをすると思います」としんみり話してくれました。
最後に,鈴木君は「ゼミは楽しかった」と語ってくれました。そういえば,11月に2009年度の卒業生3名が新キャンパスを訪ねて来てくれた時も,同じ言葉を聞きました。忙しく,大変だったがゆえに楽しかったという想い出。
学期末の定期試験が終わった今,2014年度のゼミの教育を振り返ると,色々悩むことの多い年だったと思います。ゼミ生の人間関係,低いモチベーション,教員の指示を無視する態度等に,怒りや徒労を感じました。しかし,卒業生の言葉を聞くと,基本的に今のままでやり抜こうという思いが頭をもたげます。毎年改善を加えるとしても,基本的な方針は変えず,ぶれないで運営しよう。それが卒業後ゼミ生に財産だと感じてもらえるのものを形成するのだから。
なお,もうすぐゼミ生の成績評価をしなければなりません。きちんと粘って活動に取り組めたかどうかを見極めて評価するつもりです。