3年生達はいよいよ就職活動本番。1年も前ではありますが,いままで2度リクルート・スタイル(男)の話しを書いてきましたが,今回は3回目。靴選びです。
スーツに合わせる靴はひも靴が基本です。ひものない靴は一般的にカジュアル靴ですので,スーツに合いません。高校時代どういうわけか日本中で制服にローファーを合わせるため,その延長でひものない靴を選んでしまうかもしれませんが,学生の皆さんはひも靴を買ってください。なお,おじさんの中で,ひものない靴を履いてスーツを着ている人が結構います。しかしあまり格好良くありません。なぜ日本でひもなし靴が好まれるかといえば,家では靴を脱いで生活するため,脱ぎ履きに面倒がないことを優先しているからです。ただし,実際には仕事中靴を脱ぐ機会は余りありません。見栄えや足へのフィットを考えるとひも靴を履くのが良いのです。
色は何がいいのでしょうか。黒が無難でしょう。日本人の黒髪には黒靴が合います。なぜならば,姿の頂点部分が黒髪であるため,底辺部分も同色だと自然に見えるからです。茶の靴を履いている日本人で似合っている人はなかなかいません。たいてい靴だけが浮き上がっています。髪だけでなくスーツやネクタイとの調和も難しいのです。
黒のひも靴がいいとして,どんなデザインを選べばいいのでしょうか。どうせ買うなら,冠婚葬祭などフォーマルな場面にも対応できるものを買うとリーズナブルです。最もフォーマル度の高い靴は内羽根式のストレートチップです。内羽根式というのはひもを通す穴のある羽根部分と甲とが一体化している(甲の内側に羽根部分を縫い付けてある)ものです。ストレートチップとは甲に横一文字のラインが入っているものです。これだとどんなかしこまった場面にも対応できます。ちなみに,内羽根式以外では外羽根式というのがあります。これは甲の上にひもを通す穴のある羽根部分が乗っかっている(甲の外側に羽根部分を縫い付けてある)ものです。外羽根式は軍靴に採用されたデザインですので,フォーマル度は落ちますが,靴を足に密着させやすいので,フィット感があります。外羽根式で甲の飾りのないもの(プレーントゥー)でも良いでしょう。なお,靴は基本的に飾りがつけばつくほどフォーマル度が低くなります。飾り穴が沢山ついている靴は飾っている分だけフォーマル度が高いのかと勘違いされがちですが,実は飾りがつけばつくほどカジュアルになります。ウイングチップなどはもともとカジュアル靴です。飾りの少ないものを選びましょう。
靴選びで最も重要なのがサイズです。楽だということでどうしても大き目サイズの靴を選びがちです。靴屋の店員でも迷ったら大き目を推奨することがあります。しかし,大き目靴は足には良くありません。靴が大きいと,靴の中で足が遊んでしまいます。そうすると,靴擦れやまめができやすくなります。また,歩く際に,滑りやすくなるので,それを防ぐため,無理な力を入れて足を緊張させてしまいがちです。足が疲れやすくなります。靴はジャストフィットのものが望ましいのです。フィットというとどうしてもつま先に注目してしまいがちですが,かかととくるぶし周辺部分のフィットに注意してください。この部分がフィットしないと,ぐらぐら足が揺れたり,靴が脱げそうな状態になります。そうなると,余計な緊張を強いられるので足が疲れます。かかととくるぶし周辺部分がきちんとホールドされていて,つま先部分には余計な圧迫感がなく少々余裕があるというのが理想です。
さて,サイズを確認するとき,通常はセンチ等で表される長さに注目しますが,それだけでなく,幅にも注目してください。幅はアルファベットで表されます。D,E,EE(2E),EEE(3E)というような記号です。日本製の靴は甲高幅広の日本人の足に合わせて,幅広に作られています。3E前後のサイズになっているものが多いようです。しかし,今の若い人は,従来とは違った生活環境(畳に正座しない,あまり歩かないなど)で育っていますので,年配の人より幅が狭く甲が低くなってきています。1E前後でも十分フィットする人が多いようです。幅については靴に表記されていることが多いようですし,表記されていない場合は店員に聞くと教えてくれます。もしきちんと答えてくれない店員がいるような店では買わないほうがいいでしょう。サイズに無頓着な靴屋は靴のことを良く分かっていないので信用できません。サイズ合わせにきちんと対応してくれる靴屋で靴を買いましょう。
スーツに合わせる靴はひも靴が基本です。ひものない靴は一般的にカジュアル靴ですので,スーツに合いません。高校時代どういうわけか日本中で制服にローファーを合わせるため,その延長でひものない靴を選んでしまうかもしれませんが,学生の皆さんはひも靴を買ってください。なお,おじさんの中で,ひものない靴を履いてスーツを着ている人が結構います。しかしあまり格好良くありません。なぜ日本でひもなし靴が好まれるかといえば,家では靴を脱いで生活するため,脱ぎ履きに面倒がないことを優先しているからです。ただし,実際には仕事中靴を脱ぐ機会は余りありません。見栄えや足へのフィットを考えるとひも靴を履くのが良いのです。
色は何がいいのでしょうか。黒が無難でしょう。日本人の黒髪には黒靴が合います。なぜならば,姿の頂点部分が黒髪であるため,底辺部分も同色だと自然に見えるからです。茶の靴を履いている日本人で似合っている人はなかなかいません。たいてい靴だけが浮き上がっています。髪だけでなくスーツやネクタイとの調和も難しいのです。
黒のひも靴がいいとして,どんなデザインを選べばいいのでしょうか。どうせ買うなら,冠婚葬祭などフォーマルな場面にも対応できるものを買うとリーズナブルです。最もフォーマル度の高い靴は内羽根式のストレートチップです。内羽根式というのはひもを通す穴のある羽根部分と甲とが一体化している(甲の内側に羽根部分を縫い付けてある)ものです。ストレートチップとは甲に横一文字のラインが入っているものです。これだとどんなかしこまった場面にも対応できます。ちなみに,内羽根式以外では外羽根式というのがあります。これは甲の上にひもを通す穴のある羽根部分が乗っかっている(甲の外側に羽根部分を縫い付けてある)ものです。外羽根式は軍靴に採用されたデザインですので,フォーマル度は落ちますが,靴を足に密着させやすいので,フィット感があります。外羽根式で甲の飾りのないもの(プレーントゥー)でも良いでしょう。なお,靴は基本的に飾りがつけばつくほどフォーマル度が低くなります。飾り穴が沢山ついている靴は飾っている分だけフォーマル度が高いのかと勘違いされがちですが,実は飾りがつけばつくほどカジュアルになります。ウイングチップなどはもともとカジュアル靴です。飾りの少ないものを選びましょう。
靴選びで最も重要なのがサイズです。楽だということでどうしても大き目サイズの靴を選びがちです。靴屋の店員でも迷ったら大き目を推奨することがあります。しかし,大き目靴は足には良くありません。靴が大きいと,靴の中で足が遊んでしまいます。そうすると,靴擦れやまめができやすくなります。また,歩く際に,滑りやすくなるので,それを防ぐため,無理な力を入れて足を緊張させてしまいがちです。足が疲れやすくなります。靴はジャストフィットのものが望ましいのです。フィットというとどうしてもつま先に注目してしまいがちですが,かかととくるぶし周辺部分のフィットに注意してください。この部分がフィットしないと,ぐらぐら足が揺れたり,靴が脱げそうな状態になります。そうなると,余計な緊張を強いられるので足が疲れます。かかととくるぶし周辺部分がきちんとホールドされていて,つま先部分には余計な圧迫感がなく少々余裕があるというのが理想です。
さて,サイズを確認するとき,通常はセンチ等で表される長さに注目しますが,それだけでなく,幅にも注目してください。幅はアルファベットで表されます。D,E,EE(2E),EEE(3E)というような記号です。日本製の靴は甲高幅広の日本人の足に合わせて,幅広に作られています。3E前後のサイズになっているものが多いようです。しかし,今の若い人は,従来とは違った生活環境(畳に正座しない,あまり歩かないなど)で育っていますので,年配の人より幅が狭く甲が低くなってきています。1E前後でも十分フィットする人が多いようです。幅については靴に表記されていることが多いようですし,表記されていない場合は店員に聞くと教えてくれます。もしきちんと答えてくれない店員がいるような店では買わないほうがいいでしょう。サイズに無頓着な靴屋は靴のことを良く分かっていないので信用できません。サイズ合わせにきちんと対応してくれる靴屋で靴を買いましょう。