来年度のゼミをどのように運営するのか悩んでいます。
まず,新4年生についてはどうすればきちんと卒論に取り組んでもらえるのか悩んでいます。例年,大半の4年生はまじめに卒論に取り組みません。「就職活動が忙しいのでできない」というのが学生の言い分ですが,就職活動が早期に終了した学生も卒論には力を入れません。秋学期も半ばになって,あわてて数冊の教科書かビジネス書の内容を抜書きして(よく言えば引用ですが・・・),あいまいなテーマと一貫性のない構成の卒論を書きあげるのが学部内で目立ちます。うちのゼミでも同様です。
ゼミでは昨年度から,観察調査やアンケート調査等による1次データを収集していないものは原則認めないようにしました。少し平均レベルは上昇しましたが,深く考察して文章を書かないのは相変わらずです。かつて,商学部で,優秀な学生が卒業要件単位を早々充足してしまって,卒論執筆を辞退するケースが続出して問題になりました。卒論を仕上げるインセンティブがないことが大きな問題のようです。どうすれば良い卒論を執筆することに学生を駆り立てることができるのか。悩みは簡単には解決できません。
新3年生は名古屋マーケティング・インカレに参加してもらうことになっていますが,これも悩みの種です。例年うちのゼミと他大学からの参加ゼミとのレベル差が大きいのです。今のままでは他大学に迷惑をかけてしまいます。他大学のゼミから見れば,うちのゼミは,特色がなく,インカレに対するインパクトも貢献もない存在のようです。今年度はたまたま最優秀チームがうちから出ましたが,ゼミの平均レベルはうちが最低でした。
低レベルに甘んじている理由の第1は指導する教員の教育研究レベルが低くく指導力がないことです。これは自覚しています。学部内で不人気ゼミになっているのも,教員の指導力がないことが見透かされているからでしょう。そのため,一部を除いて本気で勉強をしようと意気込む学生が入ってきません。他の人気ゼミに入れないから仕方なくという学生が例年多く志望してきます。他大学のゼミは,所属学部の平均学力レベルがうちの学部のそれよりも上回っている状況で,さらにその学部内で最も優秀な学生が集まっています。
低レベルに甘んじている理由の第2はうちの大学・学部の生ぬるい雰囲気です。うちのゼミでは,多くの大学のビジネス系ゼミで見られるオーソドックスな活動を行っています。取りたてて厳しいことはありません。課題をたくさん出しているわけでも,難解な専門書を読ませるわけでもありません。激しく叱咤することもありません。ただ,「あかんな,やり直し」と繰り返し言っている程度です。しかし,学部内では厳しいという風評になっています。うちが厳しいのではなく,学部の雰囲気が生ぬるい中で,一見大変そうに感じられるだけです。うちの大学では,学生(もしくは教職員)が自らの大学と学生を評して「のんびりしている」とよく指摘しますが,それは善意な表現で,実際にはぬるま湯で甘えているだけです。名古屋マーケティング・インカレにおいて見ていると,うちのゼミ生たちは「このぐらいでいいだろうと」簡単に高をくくってしまい,最後の追い込みの時期に追求を緩めがちです。それで許されてきたからです。
来年度は愛知淑徳大学の大塚ゼミのような高レベルのゼミが参加します。こうなるとうちのゼミはいよいよコンテストのお荷物になって埋没してしまいます。来年度は参加を取りやめたほうがいいとも考えています。愛知学院大からの参加ゼミがないことが問題ならば,マーケティング関連の他のゼミに参加してもらうようにお願いしようかとも考えています。しかし,名古屋マーケティング・インカレ参加を希望して入ってきたゼミ生が存在しているので,それは酷です。希望者のみの参加にとどめようかと考えています。ただそうすると,参加しないゼミ生は何をやるのかという問題が出てきます。ゼミが分裂します。これまた悩みは簡単には解決できません。
ただし,来年度は笑いの絶えない雰囲気づくりは徹底しようと考えています。深刻そうな雰囲気では,モチベーションが上がらず,勉学に駆り立てられないからです。
まず,新4年生についてはどうすればきちんと卒論に取り組んでもらえるのか悩んでいます。例年,大半の4年生はまじめに卒論に取り組みません。「就職活動が忙しいのでできない」というのが学生の言い分ですが,就職活動が早期に終了した学生も卒論には力を入れません。秋学期も半ばになって,あわてて数冊の教科書かビジネス書の内容を抜書きして(よく言えば引用ですが・・・),あいまいなテーマと一貫性のない構成の卒論を書きあげるのが学部内で目立ちます。うちのゼミでも同様です。
ゼミでは昨年度から,観察調査やアンケート調査等による1次データを収集していないものは原則認めないようにしました。少し平均レベルは上昇しましたが,深く考察して文章を書かないのは相変わらずです。かつて,商学部で,優秀な学生が卒業要件単位を早々充足してしまって,卒論執筆を辞退するケースが続出して問題になりました。卒論を仕上げるインセンティブがないことが大きな問題のようです。どうすれば良い卒論を執筆することに学生を駆り立てることができるのか。悩みは簡単には解決できません。
新3年生は名古屋マーケティング・インカレに参加してもらうことになっていますが,これも悩みの種です。例年うちのゼミと他大学からの参加ゼミとのレベル差が大きいのです。今のままでは他大学に迷惑をかけてしまいます。他大学のゼミから見れば,うちのゼミは,特色がなく,インカレに対するインパクトも貢献もない存在のようです。今年度はたまたま最優秀チームがうちから出ましたが,ゼミの平均レベルはうちが最低でした。
低レベルに甘んじている理由の第1は指導する教員の教育研究レベルが低くく指導力がないことです。これは自覚しています。学部内で不人気ゼミになっているのも,教員の指導力がないことが見透かされているからでしょう。そのため,一部を除いて本気で勉強をしようと意気込む学生が入ってきません。他の人気ゼミに入れないから仕方なくという学生が例年多く志望してきます。他大学のゼミは,所属学部の平均学力レベルがうちの学部のそれよりも上回っている状況で,さらにその学部内で最も優秀な学生が集まっています。
低レベルに甘んじている理由の第2はうちの大学・学部の生ぬるい雰囲気です。うちのゼミでは,多くの大学のビジネス系ゼミで見られるオーソドックスな活動を行っています。取りたてて厳しいことはありません。課題をたくさん出しているわけでも,難解な専門書を読ませるわけでもありません。激しく叱咤することもありません。ただ,「あかんな,やり直し」と繰り返し言っている程度です。しかし,学部内では厳しいという風評になっています。うちが厳しいのではなく,学部の雰囲気が生ぬるい中で,一見大変そうに感じられるだけです。うちの大学では,学生(もしくは教職員)が自らの大学と学生を評して「のんびりしている」とよく指摘しますが,それは善意な表現で,実際にはぬるま湯で甘えているだけです。名古屋マーケティング・インカレにおいて見ていると,うちのゼミ生たちは「このぐらいでいいだろうと」簡単に高をくくってしまい,最後の追い込みの時期に追求を緩めがちです。それで許されてきたからです。
来年度は愛知淑徳大学の大塚ゼミのような高レベルのゼミが参加します。こうなるとうちのゼミはいよいよコンテストのお荷物になって埋没してしまいます。来年度は参加を取りやめたほうがいいとも考えています。愛知学院大からの参加ゼミがないことが問題ならば,マーケティング関連の他のゼミに参加してもらうようにお願いしようかとも考えています。しかし,名古屋マーケティング・インカレ参加を希望して入ってきたゼミ生が存在しているので,それは酷です。希望者のみの参加にとどめようかと考えています。ただそうすると,参加しないゼミ生は何をやるのかという問題が出てきます。ゼミが分裂します。これまた悩みは簡単には解決できません。
ただし,来年度は笑いの絶えない雰囲気づくりは徹底しようと考えています。深刻そうな雰囲気では,モチベーションが上がらず,勉学に駆り立てられないからです。