ほっとけないよ 楠瀬誠志郎

喧嘩別れは後味が悪く
若い頃の切れ味のいい
言い争いなら
傷跡は再生には時間がかからない
のだろうけど…

もう晩年の喧嘩はいつまでも
尾を引き、周りの仲間達からも
半分呆れたお互いの
意地の張り合い、

綱引きよろしく
駆け引きの中に
打算も勝算もお互い捨てるのなら
間に入って
ノーサイドの
再出発にできる覚悟と勇気は
僕には存在する。

ただ
この先短い人生と思ったらばこそ
なのだ。

同級生の何人かは
もうこの世にはいない。

病気で天命を全うしたもの


僕の中には
時間は止まったまんまな
だけに…
縁の延長線に与えられた運命を
甘受しないと
いけないことは
承知の上だ。

関わりを持った仲間の
喧嘩
未だに冷戦は続いている
唯一のキーパーソンは
僕に委ねられてる。

落とし所とお互いのプライドを傷つけない
ところで
もう一度 関係性を戻せるものなら…

その為に僕が存在するのなら
喜んで骨でも折る覚悟だ。

もう一度輝いた季節をむかえれたら…

今には
今似合う
歌が僕らには
あると思うから…