
だから僕は風を感じて
遠い日あの唄口ずさんでる
いつの間にか 時が過ぎても
初めて出会った時の香り
涙それはなぜ悲しさのせいじゃなく
雨は虹のために駆け抜けてゆく 青春の傷みはほろ苦く
せつなく 君を夢に抱いて
誰にも渡さずに 僕はまだあの頃のまま
今も僕は青い流れの
情熱の渦におぼれたくなる
だけど秋は心を変える
忘れてしまおう 君のえくぼ
なのに僕はまだ夕焼けが恋しくて
そんなありのままを君は知らない
青春の傷みに やさしさを覚えた 君と夢の日々は
誰にも渡さずに
僕はまだあの頃のまま
僕が君に今出来ることを知りたい
もっと泣きたいほど強くなりたい
青春の傷みはほろ苦く
せつなく 灯が揺れてる
冬の街でひとり 僕はまだここにいるのに ・・・
かぐや姫
が再々結成した2000年の時に
発売したマキシシングル
「青春の傷み」
「街並」
「愛をつかもう」
三曲入り
三人がパートを分けて
歌っている。
なんとも
染みる歌なんだなぁ
何故か
戻りたくなる
あの頃
そのきっかけが
かぐや姫再々結成だったり
何かのムーブメントのときだったりする。
非日常をどこか求めて
止まった時間を
もう一度動かしたくて
巻き戻せない時間は
立ち止まった景色の向こうで
手を振る
あの頃の僕
言い忘れた言葉
伝えきれなかった歌。
いつまでも
ヒリヒリと傷む
青春の傷口を抱いて
懐かしい歌をその傷口にすり込む
わざと癒そうとしない
その傷口は
むしろ
その心地よい
傷みを感じることで
まだ青春が終わってないことを知る。
なのに僕は夕焼けがまだ恋しくて…
僕はあの頃のまま…