1979年6月1日発売アルバム
フィーリングサマーに収録
これも
白石ありす氏の活動終期の作品
比較的
珍しく華やかな
今にも
ニューミュージック系に
馴染んだ詩の世界を醸し出してる
午後のプレリュード
作詞 白石ありす
作曲 岸ヨシキ
車が鳴らすクラクションに
ふと振り向けば 街中楽しそうに
午後の挨拶かわす人達
今 カフェテラスから
幸せ風景画見てるみたいよ
愛がゆきかう傍で
風とたわむれながら
知らずに急いでた 心の時計を
少し止めるの
そう 一人きりのバカンス
愛がゆきかう傍で
風とたわむれながら
知らずに急いでた 心の時計を
少し止めるの
そう 一人きりのバカンス
古着屋さんで買った
リボン刺繍の小さなバッグ
手にやさしくて
にぎやかなマダムの身振り話に
笑った事が もうなつかしくなる
あなたに絵葉書送りましょうか
軽く頬杖つけば
旅のいたずらかしら
“好きよと”横文字で書きそうな気分
ちょっとまぶしい夏
一人きりのバカンス
異国の地でのバカンス。そこには
あなたの存在を遠くで思う風景が
見え隠れする
好きと言う気持ちを表す言葉に選んだのが
旅のいたずらかしら?と嘘ぶき
"好きよ"と横文字で書きそうな気分と
表現する
「I like」なのか?「loves」なのか?
「好きよ」という表現はとても
女性の柔らかさを感じる言葉で
僕も好きなのだ。
「あなたが好き」より
「好きよ」の3文字の方が
ドキッとする
しぼりだした言葉のようでもあり
心から漏れ出した言葉のようでもあり
そんな
柔らかさは
やはり白石ありす氏の書く詩には
チラホラと見受けられる
太田裕美さんの
舌ったらずの歌い方がまた
旅の雰囲気を緩やかに魅せているようで
彼女らしい世界観に仕上げている