石巻に関する資料を集めるほど、震災地を訪問する
する際、役立つものはレンタカーだと考えた。
問題は知らない土地での移動がスムーズにできるか、
どうかである。
カーナビがある。これが却ってミスリードすることは京
都市内で経験済みだ。だから、出来るだけ地図を覚え
ることにした。ところが、石巻に着いて気付いたことは
目印になる中心部になる日和山が相当な大きさであ
った。平面的な地図では立体感がつかめない。
だから、石巻駅や市役所は海から見ると日和山を挟む
事になり、海の様子が分らない。
これは大川小学校の場合でも云えることで、学校からは
山と堤防にさえぎられて、津波の動向が把握できなかっ
た という。
津波は思いもかけずに突然やってきて、児童たちはふい
をつかれた。
写真は大川小学校を襲った津波の源、追波(おっぱ)湾で唯一生き残った
樹木だ。カーナビに従って海べりの細い泥道を走ったが、怖かったこと。