Jean Marc Luisada plays Chopin's Grande Valse brillante Op 18
ジャン=マルク・ルイサダのピアノリサイタルを聞いた。
後半にショパンのワルツ集があるから、これは行くべし。
私はカセットテープで録画したものを持っている。
「わー、華やかなワルツ」と最初驚いたものだ。ショパンはい
つも聞いているが、ルイサダのワルツは違うんだな。
いわゆる、本場の音楽って感じ。
それから、ルイサダはテレビの講師をしているのを見た。
あの、にっと笑う表情が人を惹きつける。好かれるのは、
音楽もさることながら、彼の風貌がなんともいえない、
コンサートホールの大ホールは7分の入りか。
悠々と現れたルイサダはにこやかに挨拶。
「へー、譜面が置いてある」
カセットテープでは、リサイタルの録画だが、譜面なしで全曲
弾き切っている。
第1番の華麗なる大円舞曲」から始まるワルツはこのうえなしに
心地良い。「あれ、3番が抜けた」 こっそりパンフを覗いたら、一番
最後にあった。
最も華やかな曲を最後に持ってくるとは、心にくい。
コンサートホールのホールがショパンの旋律で満ちた。
「本物を聞かせてもらった」
だが、ルイサダは全然譜面を見てなかった。係りの人だけが一枚一枚
ページを捲っていたが。
帰りの地下鉄の中でも、頭の中でルイサダの指が踊っていた。