人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

**さん、あなた癌ですよ

2010-10-23 21:48:48 | がん治療
私のがんは二度目。2009年の11月、私の戦いが再び始ま
った。

時間が経つと、以前知り得た知識は無くなり、危機感も薄れていた。

以前は、ネットがなかった、ネットは何万件というデータで、溢れている。
私のがんはどのクラスか。生存率は? どこの病院がいいのか。テレビ
でいうゴッドハンドの医者はだれなのだ。

頭一杯に広がる?印。ネットで示されるデータはいい加減なものもある。
それらの真偽について見る目の知識も必要である。

そして、実際は。

医師団による手術への説明会は、試験を受けるようなものだ。
同時に肝も試される。

医学的には幼稚園クラスの知識でも、知っているのとそうでない
のとでは大変な違いなのだ。

医師の説明は克明を極める。多くは確率で説明され、時には判断を迫
られる。手術による危険性についても、残らず説明がある。

聞き様によっては不安がつのるばかりである。
これでは、多くの人は「先生に全部お任せします」とお手上げ状態とな
るだろう。

しかし、これは患者としては絶対に言っちゃいけない言葉なのだ。

マグロや鯖やあるまいし、貴重なわが身を全面的に医師に預けていい
ものか。


がんや手術など治療法が分からないにしても、疑問や質問があったら、
積極的に問うべきである。