最近名手による名演奏に感激しなくなった。
そんななか、9月23日京都コンサートホールで開かれた
「関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル」は拾い物
であった。
大阪音楽大学など八つの音楽大学のオーケストラの混成
楽団。どうせ、お祭りのパフォーマンスか思いながら1,500
円の入場料を払って会場へ入った。
演奏者の数をパンフで勘定したら、169人いた。これを二つの
オーケストラに分け、前半と後半に別々に演奏する。
最初のヒンデミットで、これはただならないオーケストラだ
と感じた。
全部を通じて言えることだが、全てについて高い水準にある。
とくに打楽器の確かさは素晴らしい。打楽器を知ってるわけ
ではないが、オーストラの柱はリズム楽器と聞いたことがあ
る。打楽器の占める位置は高く、しかも楽器の種類も豊富だ。
この日の指揮者は秋山和慶氏であった。
後半もう一つの楽団は、オルフの「カルミナ・ブラーナ」を
演奏した。
初めて聞く曲だったが、次第に引き込まれていった。
1803年バイエルンで発見された300編にわたる歌曲。吟遊詩人
らが自然、酒、愛の喜びを歌った内容でラテン語などの古語
で詠われる。
オーケストラのほか、ソプラノ、テノール、バリトンンの独唱
8つの大学の合唱団、京都市少年合唱団が加わる。
300編の中から、25曲が選ばれ、演奏された。
ヘンデルやバッハなどの宗教曲と異なってごく自然な日常ある
ような歌らしい。そんな雰囲気である。
「主よ」「神よ」とやたら出てこないのがいい。
自然に耳に入って来て気持ち良い。
これだ。おれが死ぬ時この音楽を聞きたい、途中で何度も思った。
プログラム締めくくりはエルガーの「威風堂々」第1であった。
若者ならずとも、皆が納得の曲選び。
元気を皆もらったことだった。
おじいは「長生きして良かった」と。
そんななか、9月23日京都コンサートホールで開かれた
「関西の音楽大学オーケストラ・フェスティバル」は拾い物
であった。
大阪音楽大学など八つの音楽大学のオーケストラの混成
楽団。どうせ、お祭りのパフォーマンスか思いながら1,500
円の入場料を払って会場へ入った。
演奏者の数をパンフで勘定したら、169人いた。これを二つの
オーケストラに分け、前半と後半に別々に演奏する。
最初のヒンデミットで、これはただならないオーケストラだ
と感じた。
全部を通じて言えることだが、全てについて高い水準にある。
とくに打楽器の確かさは素晴らしい。打楽器を知ってるわけ
ではないが、オーストラの柱はリズム楽器と聞いたことがあ
る。打楽器の占める位置は高く、しかも楽器の種類も豊富だ。
この日の指揮者は秋山和慶氏であった。
後半もう一つの楽団は、オルフの「カルミナ・ブラーナ」を
演奏した。
初めて聞く曲だったが、次第に引き込まれていった。
1803年バイエルンで発見された300編にわたる歌曲。吟遊詩人
らが自然、酒、愛の喜びを歌った内容でラテン語などの古語
で詠われる。
オーケストラのほか、ソプラノ、テノール、バリトンンの独唱
8つの大学の合唱団、京都市少年合唱団が加わる。
300編の中から、25曲が選ばれ、演奏された。
ヘンデルやバッハなどの宗教曲と異なってごく自然な日常ある
ような歌らしい。そんな雰囲気である。
「主よ」「神よ」とやたら出てこないのがいい。
自然に耳に入って来て気持ち良い。
これだ。おれが死ぬ時この音楽を聞きたい、途中で何度も思った。
プログラム締めくくりはエルガーの「威風堂々」第1であった。
若者ならずとも、皆が納得の曲選び。
元気を皆もらったことだった。
おじいは「長生きして良かった」と。