2012年・10月・9日は記念すべき日になった。
半年ごとに受けていた食道の内視鏡による検査で
かすかな異常も見つからなかった。
2年前、内視鏡による手術で、胃と食道のがんを除去
した。うち、胃は「がん細胞が外に漏れている可能
性がある」という検査結果から、全摘手術となった。
残った食道は定期的に検査し、その度に、がんが潜
んでいそうな部分の組織を摘出して詳しく検査して
いた。
今回、あやしい部分は素人が見てもなかった。きれ
いなピンク色の食道が見られた。復活した! と思
った。
m医師は「内視鏡が滑るように入って行きました」
という。
そういえば、内視鏡を入れる前に飲む洗浄液のまず
いこと。のどにかけらる麻酔液のにがいこと。
問題があったときは、あまり気にならなかったが、
今日は神経に触った。これも、治ったせいなのか。
m先生は「ほかにできれば別のがんです」という。
それじゃあ、完治ではないのか。
と云おうとしたが、愚門のような気がした。
その夜、ご馳走をいっぱい並べて祝杯を上げた。
もちろん、一人でだ。新潟の娘宅でもお祝いをして
くれるそうだ。
「山中先生、ノーベル賞、おめでとうございます」
半年ごとに受けていた食道の内視鏡による検査で
かすかな異常も見つからなかった。
2年前、内視鏡による手術で、胃と食道のがんを除去
した。うち、胃は「がん細胞が外に漏れている可能
性がある」という検査結果から、全摘手術となった。
残った食道は定期的に検査し、その度に、がんが潜
んでいそうな部分の組織を摘出して詳しく検査して
いた。
今回、あやしい部分は素人が見てもなかった。きれ
いなピンク色の食道が見られた。復活した! と思
った。
m医師は「内視鏡が滑るように入って行きました」
という。
そういえば、内視鏡を入れる前に飲む洗浄液のまず
いこと。のどにかけらる麻酔液のにがいこと。
問題があったときは、あまり気にならなかったが、
今日は神経に触った。これも、治ったせいなのか。
m先生は「ほかにできれば別のがんです」という。
それじゃあ、完治ではないのか。
と云おうとしたが、愚門のような気がした。
その夜、ご馳走をいっぱい並べて祝杯を上げた。
もちろん、一人でだ。新潟の娘宅でもお祝いをして
くれるそうだ。
「山中先生、ノーベル賞、おめでとうございます」