映画「舟を編む」を観た。
20数万語を要する新辞書を15年がかりで編集するという壮大で、恐ろ
しく地味な内容の仕事を成し遂げる内容。2012年の本屋大賞に輝いた
三浦しをんの作品を映画化したものだ。
映画館は相変わらず、予告が多くて長い。まばらな客席に向かって、映
画を複写すると1000万円の罰金だとかつまらんお知らせを、毎度見せ
つける。
最近の映画の傾向ははなんとか実行委員会とか、プロデュースした
企業がらずらずら並んでいる。本屋さんが辞書の話か。なんか、我田
引水のような。
辞書の編集に焦点を当てる企画は、「へー」と思う。辞書は使ってみて
便利だが、辞書作りをしてみよう思う人がいたら、お目にかかりたい。
映画では、そのお目にかかりたい人たちが出てくる。
考えてもみよう。15年先、出版の世界どうなるか。いまでも電子辞書が
ばんばん出てくる。紙の本は残っているかどうかもわからない。
辞書をつくれといわれたら、私には無理、別の仕事を探す。
映画では新語をみつけるために、若者たちの会話に聞き耳をあり立て
たりしているが、大半は間違い探しの作業が続くのだと、思う。
辞書に一字でも間違いあってはその辞書は売り物にならない。映画の
ように眠さをこらえての作業はありえない。そこは映画。ぼーとした主人
公にあんな美人で出来た女性に好かれるのも、映画。といって、目的に
向かって妥協を許さない男の姿勢に注目。
私は今日の仕事は明日分かるという新聞記者を長年やっていた。辞書
という息の長い世界は憶測の域をでない。しかし、文字の持つ恐ろしさ
を十分に認識している。
20数万語を要する新辞書を15年がかりで編集するという壮大で、恐ろ
しく地味な内容の仕事を成し遂げる内容。2012年の本屋大賞に輝いた
三浦しをんの作品を映画化したものだ。
映画館は相変わらず、予告が多くて長い。まばらな客席に向かって、映
画を複写すると1000万円の罰金だとかつまらんお知らせを、毎度見せ
つける。
最近の映画の傾向ははなんとか実行委員会とか、プロデュースした
企業がらずらずら並んでいる。本屋さんが辞書の話か。なんか、我田
引水のような。
辞書の編集に焦点を当てる企画は、「へー」と思う。辞書は使ってみて
便利だが、辞書作りをしてみよう思う人がいたら、お目にかかりたい。
映画では、そのお目にかかりたい人たちが出てくる。
考えてもみよう。15年先、出版の世界どうなるか。いまでも電子辞書が
ばんばん出てくる。紙の本は残っているかどうかもわからない。
辞書をつくれといわれたら、私には無理、別の仕事を探す。
映画では新語をみつけるために、若者たちの会話に聞き耳をあり立て
たりしているが、大半は間違い探しの作業が続くのだと、思う。
辞書に一字でも間違いあってはその辞書は売り物にならない。映画の
ように眠さをこらえての作業はありえない。そこは映画。ぼーとした主人
公にあんな美人で出来た女性に好かれるのも、映画。といって、目的に
向かって妥協を許さない男の姿勢に注目。
私は今日の仕事は明日分かるという新聞記者を長年やっていた。辞書
という息の長い世界は憶測の域をでない。しかし、文字の持つ恐ろしさ
を十分に認識している。