人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

波が荒いのはサービスです

2014-07-25 20:21:55 | 日本海
ペンション「ふるさと」は自然林の中にある。
朝の散歩がよかった。

ただし、近くに原発がある。
原発と聞くと、ぎくりとする人がいるであろう。
なにもなかければ、静寂そのもの。

宿を始めたおばあちゃんは話好きで、28年前に
ペンションを立てた時の話から、その時の借金が
まだ残っているので、死ぬわけにいかないとか、
こちらから聞くわけでもないのに、よくしゃべっ
た。それも、こちらが朝ごはんを食べている間の
こと。

ペンションのおもてなしは、囲炉裏で焼く魚だと
のこと。焼き魚コースは複数でなければやってく
れない。だから、私はパスした。

今度ご兄弟でいらっしゃったら、焼き魚とともに
広いお部屋も用意します・とのこと。

宿から近くに景勝地の能登金剛「巌門」がある。
高い崖を石段伝いに降りると、遊覧船乗り場が
あった。


船は二人以上でなければ出発しない。

しばらく待っていると4人連れが来た。
間もなく景勝地の能登金剛を海から眺める。
ところが、この日は波が高く、船が揺れた。

えらい揺れますなあ、と尋ねたら、
「サービスです」と船員は答えた。

帰りの道は崖を上がると、同乗の女性たちの
笑い声がはじけた。

おじいは稲荷山で足を鍛えているのに、手すりに
つかまって、息を切らせていた。
ああ、しんど