人生アラカルト

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胃がなくても長生きできる

2016-01-15 20:43:03 | 80はミステリーゾーン
がんなどで胃を失った人のための機関紙「アルファ」が
発行する<胃を失った人の長寿学>を読んだ。


私も5年余前に胃を失った。その代わり、がんはなりをひ
そめ、80を過ぎても長生きできている。有難いことだ。


問題は胃という大事な器官を失っては、長生きはできな
いのではないか。長生きまで欲張らないにしても、短命
に終わるのではないか、と思うのだが。

ところが、<長寿学>によると、昭和38年以来の詳細
なデータによると、胃を失った人の方がホンの少しだが
「長生き」しているのだそうだ。

面白いではないか。


胃がなくなるとどうなるか。

▼食べ物を食べるのに制限がある。
▼胃酸・ペプシンが出なくなる。
▼食べ物が直接腸に行くので、吐き気、冷や汗などダンピ
ング症状に悩まされる。

この他にも胃を失った不利益がいろいろあるようだ。


それでも、普通の人より長生きできる理由とは。

胃を失うと食生活に気を配ることになる。
暴飲暴食はもってのほか。節度のある日常を送ることに
なる。

異常には敏感になり、異変が起きるとすぐ医療機関に駆
け込む。

付け加えれば、運動をしてからだづくりに無関心でいら
れない。

なんだ、そんなことか。

そう、無茶をしないで、健康に気をつけていれば、長生
きできる、ということ。

こつはない。