磯田道士さんの「感染症の日本史」
を読み、人類の敵、ウイルスの勉強
をしている。
地球上の生物は絶え間のない戦いを
繰り返している。
人間も例外ではない。戦う相手は歴
史本によると、相手は人間によるも
のだが多い。が、人間は相手がわか
っているから、対策が打てるが、ウ
イルスは姿が見えない。昔の人は見
えない相手と戦ったわけで、対策も
薄く恐怖心は計り知れなかっただろ
う。
拾い読みだが、これまでよく人類はよく
生き延びたもの、と思う。
例えば、人間同士の大きな戦いの一つ、
第1次世界大戦であってもスペイン・イ
ンフルエンザのウィルスの被害にはるか
にかなわなかった。実に「戦争の5倍も
の人命をウイルスは奪っている」
軍拡に狂奔しているより、「ウイルスと
いう人類共通の相手を封じるため、核国
の指導者たちは手を携える方向に向かっ
てもらいたい」、との磯田さんの意見に
は全く同感する。
ほかに、天然痘やコレラとの死闘など人は
絶え間ないウイルスとの戦いを繰り返して
きた。いまは世界中に被害をもたらしてい
る新型コロナウイルスとの戦いの真っ最中
だ。期待したい。