人生アラカルト

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幽霊を描かせる授業

2014-06-27 20:09:47 | やるー
NHKの「課外授業」は好きな番組のひとつだ。
その道の専門家らが出身小学校の教壇に立つ。
これまで、演歌の坂本冬美やスケートの荒川静香も印象に残る。

人を教える難しさは子供が一番だと思っている。

27日の先生は日本画家の松井冬子さん(この人だけ敬称つける
のも変だが)。テーマはなんと「幽霊」。学校では絶対という
ほど題材に選ばない。松井先生は「幽霊」を子供達に描かせた。

先生は幽霊の存在を子供達全員に「ある」を確認のうえ、「よー
く考えてから」描くよう指示した。

いろいろな幽霊が登場した。
「うらめしや」ばかりでない。にこにこ顔の幽霊もいる。

その奥にあるものは。
自分の心にあるもの、自然破壊の嘆きを幽霊に託す子。
悲しみという普遍的、永遠の課題のほか、大人の気付かない問
題を絵に描く子もいた。

さすが。
先生の意図が見えて来た。
大人はほとんどの人が「うらめしや」の世界を描くところを、
多くの子どもたちが「悲しみの心」を描いていた。

そこから、にじみ出る「おもいやり」も伺えて、どうなるかと
気を揉んだ大人たちをほっとさせたのではないか。


ところで、松井冬子先生は色が白く、”すごい”日本美人である。
先生が着物を着て、柳の下に現れたら・・・・

私なら喜んで描くね。

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