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地方紙が無くなってどうなったか

2011-10-29 05:45:12 | こわいぞー
アメリカで、撤退した地方紙の影響で、地方行政を
監視する記者たちがいなくなった。どうなったか。
役人たちはやりたい放題。

29日の朝日新聞のオピニオンのページにそんな報告
が載っている。役人の給与は好き放題にアップさせ
ても追及する新聞がいないから、市民は知らない。

日本では、先の大震災で地方紙が活躍して被災者に
身近な被災の現状を知らせるのに役立った。改めて
地方紙の存在を知った人は多かったに違いない。

リーマンショックから日本の新聞もおかしくなった。
全国紙も広告がガタ落ちで、経営に深刻な打撃を与
えている。

どくに、私は新潟にいたとき、朝日新聞の週間朝日の
広告が下5段全部を占めていたことに驚いた。

経営が順調な時に採用されないような広告が、全面で
出ている。ページ数も少ない。よっぽど苦しいのか、
と思っていたら、やはり大赤字を出していた。

景気が良いか悪いかは新聞の広告を見たら、分かる。
自分ところの雑誌をでっかくしなければ、紙面が埋
まらない。obは心配だった。

今年に入って、全面広告にいつものお得意さんが戻
ってきた。青ざめていた新聞の経営も回復している
のかな、と思ったら大震災である。

災害発生後、新聞もテレビも広告なしで、惨状を伝
えた。活躍が目立ったのは地方紙の頑張りであった。
「壁新聞」で発行を続けた石巻日日新聞が注目を集
めた。

石巻よりも大きい河北新報は新潟日報に支援を求めた。
コンピューターが使えなくなったのだ。

なによりも、情報が途絶えた人々小さなニュースを運
んだのは小さな新聞、地方の新聞だった。そう書いて
いるのは紙評を書いている池上彰さんだ。



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