終活と書くのがほんとだろうが、これまでも人生は拾って
なんとかなってきた。
同窓会は勝ち組が集まる場という人がいる。
なんで勝っていると言えるのだろう。なにを基準に優劣を決めよ
うと言うのか。
そんなことより、私は人生の幕引きをどうするかかが気にかかる。
せめて、身辺整理から始めようとすると、おれはなんと整理の下手
な人間であることを思い知らされる。
整理をするということは、何を残してなにかを捨てるわけだが、これが
うまく行かない。
例えば本。本を見れば人の人生が分るというから、今は人に本棚を
見られるのがいいやだ。
本人がいいと思っても肉親でもお荷物に過ぎない。
私が死んだら、残す事を考えずにすっきりと捨ててもらいたい。
本だけでも厄介なのに、人間がしこしこ残したものは、他いもいっぱい
ある。有名な学者でもあるまいし、屁みたいな業績も残さず捨ててしま
ったら、すっきりするだろう。
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