人生アラカルト

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「ありがとう」を3万回

2014-07-09 21:59:49 | 判断は勝手
がん治療でネットを泳いでいたら、「ありがとう」を
3万回唱えたある人の母親の話が出ていた。母親は
末期のがん患者であった。

話に前置きがある。

コップに半分の水が入っている。
・半分しかはいってないじゃないか。
・半分も入っている。
・半分も残してくれている。

感謝の気持ちが出るのは後者2つの気持ちだろう。
そこで「ありがとう」とつぶやく。

母親は何事も「ありがとう」と返す。
家にいても、「ありがとう」を繰り返す。
一日「ありがとう」をつぶやく。
あらゆる事柄に感謝し、「ありがとう」を言葉に
する。1日1000回つぶやいた。

1か月で30000回だが、25000回ほどで、身体が軽く
なった。

さらに、「ありがとう」は続けられた。

だから?


先をすぐ求めるのは現代人。

「南無阿弥陀仏」を一日中唱える。これはどうだろう。


比叡山の修行で堂にこもって、五体をなげ打って一日
3千仏の名を唱える。籠山修行。
やがて膝はすりむいて、血が出てくる。

行もここまでくると、「だから?」という人はいない、
と思う。

「ありがとう」は修行か。
そうではあるまい。
母親は自然と口に出していた。

結果は? やはりそうくるか。





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