文部科学大臣表彰をお祝いするからと言って吹矢の
友達のyさんが大阪から京都へ出て来てくれた。
yさんは私より10歳くらい若い。二人はカルチャーセ
ンターの吹矢教室で知り合った。彼は吹矢に才能が
あるのだろう、すぐに頭角を表し、昇段試験を次々に突
破していった。そして、指導員の資格を持つ4段に昇格
した。(私は初段のまま)
二人とも教室を卒業した形だが、うまが合うので、時々
会っていた。がんの手術を受けた時は見舞いに来てく
れた。
二人は京阪・四条駅で待ち合わせた(今では祇園四条
駅と呼ぶが)。
行くところは決めていた。先斗町だ。私は酒を呑まなく
なって、数か月過ぎている。酒を飲まなくなると、飲み
屋はもちろんのこと、食べ物屋にも興味が薄くなる。
先斗町には半年前に来たが、ブログのネタさがしが目
的であった。その時にも、狭い路地に店が増えていた。
今度はさらにいろいろな店がいろいろ着飾って出店して
いた。新しい店はなんだったかというと、お茶屋だったと
思う。
記者をしていたころ、よく訪ねた店がいくつかあった。その
中で、老舗の1軒が「山とみ」であった。おでんがおいしい
ことで知られるが、看板の女将さんに多くのファンが集まり、
いつもカウンターを常連たちが取り巻いていた。奥や2階
にも部屋があるが、通は、女将さんが陣取る入り口の背も
たれのない椅子に座る。
二人が「山とみ」に来た時は6時前だったが、すでに店は
いっぱいだった。と、その時2席空いた。名物の女将もい
た。
牛のよだれのような文章で恐縮だが、今回はここまで。
次回は別の女将と劇的再会がある。題して「妻の遺骨
を抱いてくれた女将さん」
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