人生アラカルト

どうせ過ごすなら楽しくね。

過去を知ることの残酷さ

2017-03-04 18:00:10 | 80はミステリーゾーン
寝る前、活字を見ないと眠れない。
いまは、川口俊和著「コーヒーが冷めない
うちに」を読んでいる。

ある喫茶店で、コーヒーが覚め無いうちに
過去に戻ることができる、という小説。

4つの話があり、4回も6回も泣いたと帯
に書いてあった。買った時点で36万部。

旅館を継ぐのが嫌な姉は、事故で死んだ妹
に会う。

妹は旅館を姉と一緒にやり続けたいとなん
ども姉に会いに来た。真剣な妹の気持ちを
知らずにいた。

死んだ後で分かっても、事実は覆せない。

幕末にタイムスリップしたtvドラマ「仁」
がそうであった。

現代の医学知識を持った医師が江戸時代に
戻るとどうなるか。
歴史上の人物と会ったとしても、進言ははば
かれる。

タイムスリップしたものが事実を変えること
はできないのが鉄則だ。

妹の気持ちを知った姉はただ涙を流すばかり
で、つらさだけが追いかぶさる。


過去。振り返っていいことも悪いことも同時に
知ったら、この成り行きに凡人は耐えられるか。

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