としを取ったから、テニスを引退したいという人が
います。
では、テニスをやめるということは、スポーツを
一切しないということですか。
それって人生をやめるということですよ。
私は19年前、伏見のソフトテニス愛好家を中心
にしたスポーツクラブをつくりました。
このクラブは《生涯スポーツ》を旗印にしており
ます。自分たちだけのテニスをするのではなく、
スポーツをしたいけれど、機会に恵まれない人
にも声をかけて仲間を増やそうとの狙いがあ
ります。
スポーツは生涯にわたり、続ける必要があり
ます。これはソフトテニスにこだわっているわ
けではありません。スポーツならなんでも良い
のです。
自分が健康的に過ごすためには、スポーツが
大事です。
私は元気な年寄りになり、ころっと人生を終える
ように、自分で工夫しなければならないと、考えて
おります。
８０なら80歳のテニスがあります。
若い人達と競うのではなく、同年代の仲間ととも
に、いつまでも、ラリーを続けてください。
今年の夏は友人二人の墓参りをしたい。
まず新潟へ来る途中に福井市にS君の墓を訪
ねた。
墓は無く、家にぽつんと置かれた骨壺の中に
彼はいた。
阿弥陀経をあげた。
写真の彼はなんとも言えない顔をしていた。
ん？
そう、彼は世の中の仕来たりにうとい、という
より、当たり前のことを無視する性格だった。
私がお経をあげるものだから、困惑したに違い
ない。「そんなことして、何の意味がある？」
しかしおれは、これで区切りをつけたつもりだ。
「さよならＳ。お前もおれも、はんぱやったな」
いずれ、おれもあの世とやらへ行くが、Ｓとは会わ
ないだろう。
あの世とは、なにもない〈無〉の世界と信じている
から。
佐渡観光に行って来た。佐渡汽船が企画しているパックツアー。
夏の日本海は波静かだった。
午前7時、「こがね丸」は直江津港を出港。
フェリーは夏休みの親子連れら大勢。
波静か。いつまでも日本列島が離れない。
バスは「トキの森公園」や「佐渡金山」など
数か所を巡る。
行って見て分かることだが、佐渡島はでかい。
いたるところ、青田が広がり、山々が続く。
だから、バスの乗車時間も移動に時間がかかる。
この日、佐渡は天候が悪かった。雨がぱらつく。
おまけに、直江津の駐車場で、カメラを落として
故障、あとはコンパクトと携帯でしのいだ。最悪。
行程はたらい舟が一番最後だったが、唯一楽し
いシーンだった。
トキは、数十羽、ゲージの中にいた。神経質な鳥などでフラッシュ
厳禁。遠くからの観察。
バスのなかから放鳥によるトキが5羽、ガイドさんの指摘で見られた。
金山というと、なにかふところが暖かくなるような、ならないような。
金山でいま働くのは電動人形。これがよく作られている。
旧坑道は気温が低かった。
土産物屋には”小判”がいっぱい。
船の旅は大好きだ。２等船室を小さな子供たちが走り
回るのもいろいろなことを思い出させる。
あのころも、面白かったなあ。
上越市には高田公園という桜の名所があるが、
蓮の花も今が盛り。家から近くにある五智の池
でも、蓮が群生している。
２００ミリの望遠でその美しい姿を追った。
高田公園では8月１８日まで「上越はすまつり」
が開かれている。
写真を大きくして楽しんでください。
