死に体(しにたい)は、相撲用語で自力で回復不可能なほど体が崩れた状態を指す。「体(たい)がない」「体(たい)が死んでいる」ともいう。
この言葉が転じて、レームダックとほぼ同義の政治用語としても使われる。
レームダック(lame duck)は「足の悪いアヒル」というのが本来の意味である。
アメリカのスラング(隠語・俗語)で、選挙に落選した議員が残りの任期を勤めている様子を揶揄していう言葉だ。つまり、「もう影響力がないやつ」ということである。
内閣不信任決議案の可決を目前に嘘っこの退陣表明をして首の皮一枚つながった菅首相であったが、直後から退陣表明が期日未定であるかのごとき発言をして、鳩山前首相から「ペテン師」呼ばわりされる破目になった。
その後の民主党内では8月退陣論が大勢を占めているが、自民党、公明党などの野党は「死に体内閣」に協力は出来ないとして6月中にも辞任するよう要求を強めている。
問題なのは民主党内に衆目一致する後継総理の候補者がいないということである。
前原前外相、岡田幹事長、仙石官房副長官、枝野官房長官、野田財務相などなどいずれも帯に短し襷に長しの面々である。
私はこの際、小沢一郎氏にリーダーシップを発揮してもらえばいいのではないかと思っている。小沢氏ならば少なくとも官僚を使いこなすだけの度量をもっているだろうし、菅首相や鳩山前首相よりは少しはマシではないかと思う。これだけ騒がれたのだから首相になったからといってこれまで以上に悪いことはしないのではないかという変な期待感もある。
小沢氏の場合は強制起訴の問題が大きなネックである。しかし、検察審査会が起訴相当の議決をしたからといって、検察が二度も不起訴処分にした案件だから実際問題として有罪の可能性は少ないのではないだろうか。裁判所には早く白黒の判定をしてやってもらいたいものである。
政治資金に問題があるのは前原前外相も同じである。他の政治家も似たようなものだろう。
これは自民党にもいえることだ。
もし、大連立が実現して自民・公明と民主党の一部が連携し新政権が誕生したとしても、谷垣首相がすんなり決まるかというとちょっと怪しいものである。
この言葉が転じて、レームダックとほぼ同義の政治用語としても使われる。
レームダック(lame duck)は「足の悪いアヒル」というのが本来の意味である。
アメリカのスラング(隠語・俗語)で、選挙に落選した議員が残りの任期を勤めている様子を揶揄していう言葉だ。つまり、「もう影響力がないやつ」ということである。
内閣不信任決議案の可決を目前に嘘っこの退陣表明をして首の皮一枚つながった菅首相であったが、直後から退陣表明が期日未定であるかのごとき発言をして、鳩山前首相から「ペテン師」呼ばわりされる破目になった。
その後の民主党内では8月退陣論が大勢を占めているが、自民党、公明党などの野党は「死に体内閣」に協力は出来ないとして6月中にも辞任するよう要求を強めている。
問題なのは民主党内に衆目一致する後継総理の候補者がいないということである。
前原前外相、岡田幹事長、仙石官房副長官、枝野官房長官、野田財務相などなどいずれも帯に短し襷に長しの面々である。
私はこの際、小沢一郎氏にリーダーシップを発揮してもらえばいいのではないかと思っている。小沢氏ならば少なくとも官僚を使いこなすだけの度量をもっているだろうし、菅首相や鳩山前首相よりは少しはマシではないかと思う。これだけ騒がれたのだから首相になったからといってこれまで以上に悪いことはしないのではないかという変な期待感もある。
小沢氏の場合は強制起訴の問題が大きなネックである。しかし、検察審査会が起訴相当の議決をしたからといって、検察が二度も不起訴処分にした案件だから実際問題として有罪の可能性は少ないのではないだろうか。裁判所には早く白黒の判定をしてやってもらいたいものである。
政治資金に問題があるのは前原前外相も同じである。他の政治家も似たようなものだろう。
これは自民党にもいえることだ。
もし、大連立が実現して自民・公明と民主党の一部が連携し新政権が誕生したとしても、谷垣首相がすんなり決まるかというとちょっと怪しいものである。