日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
人生を大いに楽しむために言いたい放題、書きたい放題!!
読者のコメント歓迎いたします。

菅総理は辞めない。

2011年06月23日 12時39分53秒 | 日記
 通常国会が22日の会期末になってから8月31日まで70日間の延長が決まった。野党の自民・公明両党のみならず民主党執行部が菅直人首相に早期退陣の確約を求め、首相がこれを突っぱねるという異例続きの展開で、政局は一層、混迷の度合いを深めている。

 このため、首相の退陣と引き換えに公債発行特例法案を成立させるとした民主党と自民・公明両党との大筋合意は破綻し、法案成立の目途は立っていない。

 菅首相に批判的な西岡武夫参院議長は、22日午前の記者会見で、菅直人首相が今国会の会期延長問題に絡んで今年度第3次補正予算案を「新しい体制」で対応する方針を示したことについて「またもや首相はいつ辞めるのかをおっしゃらない。大幅な内閣改造をやってそれを新体制と言うわけだから、そういうごまかしの政治はよくない」と厳しく批判した。
 そのうえで「政権として責任を取っていない。菅首相がいつまでに辞めると言わなければ、国会として受けられない」と菅政権による会期延長の方針に苦言を呈した。

 発足当初はさながら仙石内閣の無任所大臣のようだった菅首相がここに来て異常なほどの粘り腰をみせているのにはそれなりの理由があるのではないだろうか。つまり、自分が辞めた後に誰が次の総理の座に付くのか皆目見当がつかないといった党内の事情が一番わかっているのは他ならない菅首相本人なのだろう。民主党執行部の首相説得も、次の首相候補が決まっていないという中途半端なものだから足元をみられているのに違いない。

 私は政治評論家でも、政治通でもないから、今後の政局については全く見通すことが出来ないが、あえて申し上げればポスト菅は菅直人本人なのではないかと危惧している。

 これだけ露骨に辞めろ辞めろと責められれば、さしもの菅首相も伝家の宝刀を抜いて、8月の延長国会会期末に解散総選挙に打って出るのではないだろうか?

小泉純一郎元首相が郵政解散で大勝した前例に倣って、今度は菅首相が脱原発の旗印を掲げて総選挙に打って出るような気がしてならない。