2009年4月25日(土曜日)
こまつ芸術劇場うららへようこそ・・・
アポなしの視察にもかかわらず、
事務室でていねいな説明をしていただき感謝。
最初は窓口で、劇場の建設費用や経緯を
お聞きしたところ、指定管理者になったばかりで
なにもわからないとのこと・・・
しかたなく、奥の手使ってみるか・・・
敦賀市会議員の名刺を渡したとたん、
態度がコロッとかわる・・・
ほんまは、名刺なんか出しとうなかったんやわ~
肩書のないもんには、
聞いても教えへんということやろ?
まあ、ここに限らず、いずこもおなじお役所・・・
と書いて、いまは民間だったんだと気づいた。
これまでの5年間の劇場の稼働率は年平均40%台とか
民間業者(金沢市のイベント会社)の手腕に
期待してるんだとか・・・
お話をしてくださったのは、これまで担当だった
市職員のかたで、残務整理と引き継ぎがおわる
4月いっぱいで、本庁へもどられるとのこと。
すこし、さみしそうでした・・・
この劇場はJR小松駅の高架化事業と小松駅東口の
駅前広場の整備の一環として、
駅西土地区画整理事業によって建設されたそうです。
まあ、奇しくも敦賀市と同じ
「駅西土地区画整理事業」!
工事費がまたすごい!
劇場の敷地の買収に15億円
劇場建設に40億円
鉄骨鉄筋コンクリート造で地下2階・地上4階
敷地面積 5,205.59㎡
建築面積 3,692.56㎡
延床面積 7,791.35㎡
北側に歌舞伎を主目的とした851席収容の大ホール
南側には音楽を目的とした250席収容の小ホール
そのほか催事場や会議室、ギャラリーなどもある。
大ホール
小ホール
2004年4月にオープン、今年の4月からは
指定管理者に移行し民間となる。
それまでは、小松市が管理運営し
その予算は年間およそ1億3千万円だったのが
今年からはおよそ8千万円に・・・
(職員の給与費は別で)
「うらら」という劇場に付けられた名前の由来は
やっぱり福井とおんなし発想だぁ~
「わたしたち」という意味の方言である「うらら」と
「うららかな」をかけたそうな・・・
これまでは、自主事業の企画もすべて
市職員でおこなってきたそうです。
かならず歌舞伎の公演を入れることになっていて
その予算はおよそ1千万円!
こまつ芸術劇場のホームページです。
http://www.komatsu-urara.com/
小松駅付近連続立体交差事業費は約310億円
小松駅東土地区画整理事業が約73億円
小松駅西土地区画整理事業費が約109億円
すごい予算をかけてできあがったけれど
駅前は人通りもなく閑散・・・
駅舎や広場は寒々とした感じさえ漂ってる・・・
駅舎の目の前には、安宅の関に建てられてる
ブロンズ像のミニ版がおかれていて
駅舎やまわりのデザインと
まったくそぐわないこと、このうえない。
あ~、敦賀も同じ運命をたどるんじゃないかと
心配になってくる・・・