2009年8月24日(月曜日)
黒磯駅前の商店街で、新幹線がなぜ黒磯ではなく、
那須塩原になったのかをきいてきました。
昔から那須温泉郷の交通の拠点として栄えてきた
黒磯に新幹線が停車するのが、当然の話だと
誰でも、思うもんね・・・
さて、黒磯駅前においしいおそばを食べさせてくれる
お店があって、2日続けて夕飯はおそばでした。
このあたりも、蕎麦が有名らしく、
温泉に向かう街道沿いにも蕎麦の看板がいっぱいでした。
まずはそのお店の紹介から・・・
生そば冨陽・・・ほんとは冨陽食堂というらしい。
http://www15.plala.or.jp/soba-fuyou/
那須野ヶ原の山菜そばというあったかいおそばが
ほんと、おいしかった。
お店の方のお話では、新幹線は黒磯駅に停車するというのが
以前から決まっていて、誰もが当然だと思っていたそうです。
ところが直前になって、那須塩原駅に停車となったのは
いまは故人となった政治家(これがまた権力があったらしい)
のひとことで、覆ったというのです。
政治駅と言われた「岐阜羽島駅」みたい・・・
岐阜羽島駅には、大野伴睦と妻のツーショットの
銅像まである・・・
大野伴睦の出身は岐阜県山県市(美山町)
彼は、敦賀から琵琶湖、名古屋までの大運河も
計画したという話もあった。
幼いころ、大人たちが話題にしていたのを覚えている。
余談はこれぐらいにして、那須塩原と黒磯に
話を戻しましょう。
新幹線が那須塩原駅に停車するようになって
やはり、黒磯では観光客がへってきたそうです。
黒磯駅前活性化委員会が2年前に発足。
モースケというキャラクターもできています。
旧・黒磯市は本州一の牛乳生産地なので
招き猫ならぬ「まねきベコ」・・・
実は合併で旧・黒磯市は那須塩原市になったのです。
合併に新幹線・・・まさに政治の力で町の人たちの
生活さえ、脅かされることになろうとは・・・
商店街のみなさんは、さまざまなイベントを企画したり
がんばっているのですが、
那須温泉郷の大きなホテルでは、送迎バスを
那須塩原駅を拠点にまわすようになり、
これが観光客の激減につながっているようです。
でも、那須塩原駅前も閑散としているわ・・・
駅前ではなく、郊外に大型ショッピングモールなどが
進出してきてるとのことでした。
イオンやアウトレットが国道沿いにできて
商店街はますます、疲弊していくのでしょう。
でも、黒磯の駅前の商店街さんには
がんばってほしい!
温泉まんじゅうの手焼きの実演をしている老舗だとか
お店のなかに米俵を3俵積み上げてるお米屋さんとか
歴史的建造物に値する旧・銀行のカフェなど
歩いて探訪するのには、とても楽しい街並みです。
まちづくりのお話の次は、エレベーター。
宿泊したホテルのエレベーターは
定員6人なのに、駅舎にある11人定員のエレベーターより
ずっとひろい・・・
そこでエレベーターの定員の基準を調べてみました。
建築基準法の規定により、人間1人を65kgと見積もって
定員を計算すると、11人 750kgになるらしい。
公共施設や駅舎ではほとんどがこの
11人定員、750kgだという。
とても11人、乗れるはずがないのに・・・
定員どおり、乗れないのに11人って記載しているのは
違法じゃない? と思ったけれど、建築基準法に
定めれれてるんじゃ、どこも取り合ってはくれないなぁ。
建築基準法の改正をしなきゃ、ダメってことだわね。