2009年8月26日(水曜日)
午前中は全員協議会。
駅西地区区画整理事業が行われている場所に
広域連携大学を建設することを市長が公表。
説明の後、質疑応答。
(わたしは、ちょうどこのころに登場・・・)
連携大学を駅西地区に・・・という話は以前から
出ていたが、今日、正式に発表となったのだ。
そのあとは、都市計画課から「敦賀市景観条例」の補助金の交付に関連した
要綱の発表。
休憩をはさみ、中心市街地活性化の申請の進捗状況の説明。
実はこの3つ、それぞれが独立した話ではなく、
お互いに関係性をもったものであるのに
説明は、それぞれの部署がおこなうという全くの縦割り作業。
これぞ、お役所仕事だ! の典型・・・
庁内で政策プロジェクトを組み、推進しているはずなのに
統括しているのはどこの誰なのか、
まちづくりとしての全体像はどうなっているのか、
お互いの関係性や関連についてはどうなっているのか、
などなど、枠組みすらみえてこない・・・
午後からはこれらの説明を受けて、敦賀駅周辺整備調査特別委員会を開催。
連携大学に対して、厳しい発言が相次いだ。
連携大学の一番の当事者である福井大学の説明を求めることになったが
9月議会までに、実現するのかどうかも未定。
大学の建設費は国の交付金なので、敦賀市の税金は使わないから
などと、安易な考えで土地の無償提供をする・・・というのが
敦賀市の行政。
わざわざ大学を駅前に建てなくとも、研究室でスタートするなら
エネ研という、立派な県の施設があるというのにである。
MAX48人の大学院生に対し、教授陣が37人、共同研究者が30人
教員の給与だけで、億を軽く超える。
独立行政法人となった福井大学でほんとに運営できるんだろうか。
院生も集まらない・・・金も続かない・・・
なんてことになったら、無用な建物だけが敦賀市の財産として
残ってしまうのだ。
しかも駅前という一等地にである。
駅西地区の土地区画整理事業はこの連携大学のために
数十億の予算をつぎ込むのかい! と思っているのは
わたしだけではない。
本来の土地区画整理事業とは目的も手法も全く違うやりかたで
税金をつぎ込まれて一番、痛い思いをするのは
税金を使われた市民なのだ。
しかも行政は、市民で作る駅周辺の策定委員会で
この場所に人材育成の拠点を作ることが提案されたとばかりに
市民に、責任を押し付けようとしている。
策定委員会の声の大きい委員のひとりに、行政側がこっそり
こういうふうに、提案してね・・・と
お願いしているかもしれないじゃないか、
なんて勘ぐってしまうわたしである。
痛い市民の反対に、一番おいしいおもいをする、あるいはしたのは誰か?
まず、土地区画整理事業が始まる前に、このあたりに「ぽっぽ」という
福祉施設を建てた医院だろう。
すぐそばには、その医院の家族が住む大豪邸まで建てられているのだから。
新たに作られる道路のまむかいに、福祉施設がそびえたつのだ。
行政は住民全体の福祉の向上と生活の安定を図るのが
あるべき姿であるはずなのに、一部のしかも優遇されている市民の
さらなる利益と利権のために税金をつぎ込んではならない。