金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬予想】フェブラリーステークス(GⅠ)

2019-02-17 12:10:00 | 競馬
 府中1600mのダートGⅠです。
 芝スタートだったり、ワンターンだったり、最後の直線が500mもあったりで、ダートレースの中ではキワモノ。外枠有利、差し追込み有利のコースではありますが、ここは⑥インティを頭固定で。

 武豊騎手が中途半端なレースをせずに、迷いなくハイペースで逃げてくれれば圧勝もあると思います。
 相手は外枠の⑭オメガパフューム、⑬ノンコノユメを中心に、⑦⑧③のサンライズノヴァ・モーニン・ゴールドドリームを交えての三連単勝負。

 さて、久々にダート界の絶対君主が現れるか?

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【競馬】イタリア競馬の落日

2019-02-17 09:34:50 | 競馬
 「近代競馬の祖」ともいえるネアルコを生産したイタリア競馬界。日本には馴染みの深い、トニービン、ホワイトマズル、ファルブラウなどもイタリアで生まれた名馬たちです。しかし、現状は見る影もなく、寂しい状況に追い込まれています。

 イタリア競馬界は、20世紀終盤からその運営面において、杜撰な経理管理が行われ続けたため、2000年代に入ると衰退の一途を辿ることになります。国からの援助で何とか生き永らえ続けるものの、馬の生産数や馬券の売上げは激減し、かつての面影はありません。2019年は遂にGⅠ競走が消滅するところまで追い込まれています。

 世界的レベルの名騎手たち、すなわちデットーリや、ミルコ・デムーロとクリスチャン・デムーロ兄弟のように、国外の競馬に活躍の場を移している優れた人材も目立つところ。

 競馬は国の文化の一つであり、その文化の灯が消えようとしているのが今のイタリアです。
 国の文化を支え、サスティナブルな運営を継続させていくためには、「財力」「知力」「権威」を兼ね備えた有力階層による善意のサポートが必要です。言うなれば、「民主主義」を支える「ノブレスオブリージュ」の存在と同じです。

 競馬にとってのノブレスオブリージュの不在、これが今のイタリアの姿なのでしょう。
 競馬の興隆・衰退は、その国の民主主義の行く末をはかるシグナルなのかもしれませんね。

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