まずは福島牝馬S。勝ったのはルーラーシップ産駒ディアンドル。逃げて、直線ではいったん差してきた3着馬サンクチュエールに先頭を譲りましたが、残り100mで差し返して、追い込んできたドナアトラエンテをハナ差抑えて、嬉しい重賞初勝利。新潟の芝は、内が荒れているようで、実は、乾いてさえいれば内がよく伸びます。芝というより土馬場ですが、脚の負担さえ気にしなければ、内側を狙ってくる馬が増えると思います。団野騎手は、今年だけで重賞2勝目。乗れています。
次はマイラーズC。勝ったのはロードカナロア産駒ケイデンスコール。中団で待機から直線鮮やかに抜け出して完勝。急遽乗替りの古川騎手の騎乗ぶりも見事でした。5歳で本格化したケイデンスコール、本番の安田記念も楽しみです。2着のアルジェンナは、速いペースで流れるGⅡ以上のマイル戦が合っている感じ。今日は全く引っかかりませんでした。
そしてフローラS。勝ったのはスクリーンヒーロー産駒クールキャット。スローペースで進むのを読んでいたように、好位4番手を進んで4コーナー過ぎから先頭争いへ。そのまま叩き合いを制して勝利。フラワーC5着から見事に巻返しました。2着も前々から粘り込んだオルフェーヴル産駒スライリー。石川騎手のファインプレーでした。人気のユーバーレーベンは惜しい3着で優先出走権が取れませんでした。惨敗のオヌールは、秋に向けて立て直しですね。
香港GⅠも。まずはチェアマンズスプリントP。勝ったのは地元香港のウェリントン。2着3着も、コンピューターパッチ、スカイフィールドと、前哨戦の上位人気馬。馬券の買い方は合っていたのですが、頭狙いのダノンスマッシュが来ませんでした。どうしたの? 後ろでモタモタしていたので敗因が判りません。
最後にクイーンエリザベス2世C。勝ったのはディープインパクト産駒ラヴズオンリーユー。2月の京都記念で復活、3月のドバイシーマクラシックも惜しい3着で、ここで大きな勲章を手にしました。2着は外から追い込んだグローリーヴェイズ。3着は先に抜け出したデアリングタクト。デアリングタクトはレース前から発汗が目立ったので、少し力んでいたのかもしれません。それにしても、1~4着まで日本馬で独占というのは、今の日本競馬の勢いを示した感じ。