金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 フェブラリーS・阪急杯・ダイヤモンドS・小倉大賞典

2025-02-25 03:28:15 | 競馬

 まずは京都の阪急杯

 勝ったのは、ビッグアーサー産駒の5歳牡馬カンチェンジュンガ。中団後方11番手待機で脚を溜めます。逃げたキズナ産駒アサカラキングの前半3ハロンのラップは35秒1と荒れ気味の馬場としては平均ペースに。直線に入ると、アサカラキングが後方との差を広げて粘り込みを図ります。そこに大外からカンチェンジュンガが猛然と追い込んできて、ゴール手前でアサカラキングを交わして1/2馬身差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分21秒7。2着アサカラキングから3/4馬身差の3着には、10番手から追い込んできたハーツクライ産駒ソーダズリング、クビ差4着には、7番手から差してきたモーリス産駒ダノンマッキンリー、さらにハナ差5着がグレーターロンドン産駒フォーチュンタイム

 勝ったカンチェンジュンガは、5歳春にして嬉しい重賞初勝利。少し荒れた馬場が得意なこともあって、レースがズバリ嵌った感じ。本番の高松宮記念でも馬場が荒れればチャンス有りと思います。

 2着アサカラキングは惜しいレースでした。1着、3着、4着の馬が中断から後方に居た馬たちですから、逃げて粘ったアサカラキングは地力を見せたと思います。この馬も荒れた馬場が得意なので、次走以降も馬場が悪い時には狙えます。3着ソーダズリング、4着ダノンマッキンリー、5着フォーチュンタイムも力を見せてくれました

 

 

 次は府中のダイヤモンドS

 勝ったのは、ルーラーシップ産駒の4歳牡馬ヘデントール。好スタートから5番手追走を選択。逃げたセイウンプラチナの前半1000mのラップは1分3秒6、次の1000mも1分3秒6と淡々としたゆったりしたペースで流れます。4コーナー手前からヘデントールが早め先頭に立ち、直線に入ると、ヘデントールの横にドレフォン産駒ワープスピードが並びかけ激しい競り合いになります。それでも残り400m過ぎにはヘデントールが抜け出して、そのまま後続に4馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは3分32秒2。2着には、2番手から最内で粘り込んだハービンジャー産駒の7歳牡馬ジェンカズマ、1馬身1/2差の3着には、後方12番手から外を追い込んできたゴールドシップ産駒の5歳牝馬ヴェルミセル、さらにクビ差4着がワープスピード

 勝ったヘデントールは、菊花賞2着のあとのGⅢで重賞初勝利4コーナー手前からのワープスピードとの競合いは見応えがありましたが、このメルボルンカップ2着馬を競り落とした内容は強いの一言。本番の天皇賞春に向けて良いスタートが切れたと思います。

 

 

 次は小倉大賞典

 勝ったのは、ヴィクトワールピサ産駒の7歳騙馬ロングラン。後方10番手待機で脚を溜めます。逃げたセルバーグの前半1000mのラップは58秒5と流れるペースに。直線に入ってもセルバーグのスピードは衰えず、そのまま逃げ切りを図りますが、馬場の中央からディープインパクト産駒ショウナンアデイブ、大外からはロングランの2頭が猛然と追い上げてきて、ゴール手前で交わして、ロングランがショウナンアデイブにクビ差をつけて勝利。良の勝ちタイムは1分46秒1。2着ショウナンアデイブから1馬身1/4差の3着には、後方から追い込んできたアメリカンペイトリオット産駒ラケマーダ

 勝ったロングランは、7歳で嬉しい重賞初勝利小倉巧者なので、これからも狙い目十分であります。2着ショウナンアデイブは惜しいレースこの馬も小回りの右回りが得意なので、55㎏56㎏くらいで走れれば、またチャンスはあると思います。

 

 

 そしてGⅠフェブラリーS

 勝ったのは、ロードカナロア産駒の5歳牡馬コスタノヴァ。好スタートから4番手追走へ。逃げたミトノオーの前半3ハロンのラップは35秒0とほぼ平均ペースに。直線に入ると、馬場の中央からコスタノヴァが早め先頭に立ちます。最内を突いてキズナ産駒サンライズジパング、大外からはドレフォン産駒ミッキーファイトの2頭が迫りますが、これらに3/4馬身差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分35秒5。2着にはサンライズジパング、1馬身1/4差の3着がミッキーファイト、さらにクビ差の4着が昨年の勝ち馬ペプチドナイル、1/2馬身差の5着がエンペラーワケア

 勝ったコスタノヴァは、これで府中ダートは6戦6勝府中ダートのエキスパートがGⅠフェブラリーSを制しました。また鞍上のレイチェル・キング騎手は、女性騎手として初めてJRAのGⅠを制したことになります。

 2着のサンライズジパングは、後方13番手から直線に入って内埒際を突いて勝ち馬に迫りました平均ペースの流れで後方待機組には厳しかった訳ですが、幸騎手の好判断が功を奏したと思います。1番人気で3着のミッキーファイトは、14番枠だったので外々を回された分、ラストの着差になったと思います。2着3着ともに、今年の4歳勢=フォーエバーヤング世代の強さは見せてくれたと思います。

 

 


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