金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2021年生まれ 世代別サイヤーランキング】 6月以降の状況を番外編としてご案内します!

2024-12-03 01:14:30 | 競馬

 

 先週は「JRAリーディングサイヤーランキング」と「JRA2歳リーディング争い」の直近状況をお伝えしましたので、本日は「世代別ランキングのその後の状況」を番外編としてお伝えします。

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 表題の「2021年生まれ 世代別サイヤーランキング」とは、2023年のダービー翌週から始まるJRA新馬戦から、2024年のダービー当日までの3歳戦すべてにおける種牡馬成績ランキングを指します。

 いつも申し上げているとおり、世代別サイヤーランキング」は、産駒一世代だけの種牡馬ランキングなので、ベテランの種牡馬も、新種牡馬も、基本は同じ条件での比較になります。今後の種牡馬トレンドを見ていく上、旬な指標になるもの。

 

 以下は2021年生まれ 世代別サイヤーランキング(2024年5月26日時点)の最終結果」

 (2024年5月28日の当blogでご案内した内容であります!)

1位 キズナ           勝利数79勝 AEI 2.48 賞金16億31百万円

2 エピファネイア       勝利数58 AEI 2.34 賞金14億41百万円

3 スワーヴリチャード     勝利数36勝 AEI 2.41 賞金07億81百万円

4位 モーリス          勝利数44勝 AEI 1.63 賞金06億57百万円

5位 ロードカナロア       勝利数50勝 AEI 1.47 賞金06億47百万円

6位 ドルフォン         勝利数39勝 AEI 1.16 賞金05億54百万円

7位 ダイワメジャー       勝利数20勝 AEI 2.03 賞金05億44百万円

8位 リアルスティール      勝利数44勝 AEI 1.40 賞金05億44百万円

9位 ドゥラメンテ        勝利数33勝 AEI 1.12 賞金04億91百万円

10  ブリックスアンドモルタル   勝利数33勝 AEI 1.04 賞金04億56百万円

 

 さて「2021年生まれ 世代別サイヤーランキング」の6月以降の状況を『番外編』としてご案内します。

 

 以下が、2021年生まれ 世代別サイヤーランキング(2024年12月1日時点)」すなわち直近の状況。

1位 キズナ           勝利数132勝 AEI 2.37 賞金25億01百万円

2 エピファネイア       勝利数081 AEI 1.90 賞金18億81百万円

3 スワーヴリチャード     勝利数051勝 AEI 2.55 賞金12億84百万円

4位 ロードカナロア       勝利数079勝 AEI 1.49 賞金10億88百万円

5位 ドルフォン         勝利数065勝 AEI 1.34 賞金09億98百万円

6位 モーリス          勝利数062勝 AEI 1.56 賞金09億95百万円

7位 リアルスティール      勝利数070勝 AEI 1.41 賞金09億31百万円

8位 ハービンジャー       勝利数031勝 AEI 2.06 賞金08億31百万円

9位 ブリックスアンドモルタル  勝利数056勝 AEI 1.13 賞金07億90百万円

10  ダイワメジャー        勝利数029勝 AEI 1.84 賞金07億81百万円

 

 総じて言うと、2024年5月26日時点と2024年12月1日時点では、趨勢に大きな変化はありませんでした敢えて言うならば、トップのキズナの勢いがさらに強まっているということ。

 

 まず第1位キズナは、勝ち数を132勝まで伸ばしてダントツトップに立っている状況。この世代の総大将であるジャスティンミラノが屈腱炎で急遽引退となったにも関わらず、秋には牝馬クイーンズウォークがローズS、牡馬シックスペンスが毎日王冠を制したほか、神戸新聞杯では、ジューンテイク・ショウナンラプンタ・オールセインツで2着~4着を占めました。ダートでもサンライズジパングがみやこSを制しており、あらゆる分野で活躍馬を輩出、大種牡馬への道を歩みつつあります。

 

 第2位エピファネイアは、トップのキズナには6億円超の大差をつけられてしまいましたが、それでも勝ち数は81勝、またステレンボッシュが秋華賞で3着となるなど第2位の座をしっかり堅持。

 

 第3位スワーヴリチャードは、秋には牡馬アーバンシックが、セントライト記念と菊花賞を連勝勝ち数51勝ながら、AEIはキズナを上回る2.55という実績となっており、この世代での勢いは変わっておりません。

 

 その他では、第8位ハービンジャーがランクインしていますが、これは牝馬チェルヴィニアが秋華賞を制したほか、ジャパンカップでも4着に入ったことが大きかったと思います。

 それから、第7位リアルスティール。実はこの世代には、ダート界のスーパースターであるフォーエバーヤングがおりますが、フォーエバーヤングがサウジやドバイ、あるいは米国ケンタッキーダービーおよびブリーダーズカップクラシック、そして大井のジャパンダートクラシックで稼いだ賞金が含まれていません。それを含めれば、悠々と第3位には入っていたはずであります。

 

 

 さて、このように「世代別サイヤーランキング」を見ていると、次のスーパー種牡馬の趨勢が見えてきますので、大切なデータであることがご理解頂けたと思います

 今後も、まずは「2歳リーディングサイヤー争い」、そしてダービー翌週から翌年ダービーまでの「世代別サイヤーランキング」を追いかけて参りますので、よろしくお付き合いくださいませ!

 

 


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