金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【2歳戦回顧】 11月30日~12月1日

2024-12-01 15:25:47 | 競馬

 土曜日は中山3R芝2000mを勝ったウインブライト産駒フクノブルーレイク。4番手追走で脚を溜めます。逃げたコスモコロネットの前半1000mのラップは1分2秒9とスローの流れに。4コーナー手前でまず、2番手にいたリアルスティール産駒クレプスクルムが先頭に立ちますが、直線に入ると最後方からマクリ気味に前進してきたゴールドシップ産駒マカナが並びかけてきます。この2頭の競り合いが続く中、外からフクノブルーレイクが鮮やかに差し切って1/2馬身差で快勝。良の勝ちタイムは2分2秒1。2着にはマカナ、クビ差の3着がクレプスクルム

 

 中京4R芝1200mを勝ったレッドベルジュール産駒タガノアンファン。好スタートから3番手追走へ。逃げたビッグアーサー産駒エイシンパンタレイの前半3ハロンのラップは34秒2と流れるペースに。直線に入ると、逃げ粘るエイシンパンタレイにタガノアンファンが並びかけて激しい競り合いに。残り100mのところでタガノアンファンが前に出て1/2馬身差で快勝。良の勝ちタイムは1分9秒1。2着エイシンパンタレイから2馬身1/2差の3着には、8番手から差してきたロードカナロア産駒ペガサスノース

 新種牡馬レッドベルジュールは、これが産駒のJRA初勝利

 

 京都5R芝1800m新馬を勝ったキズナ産駒の牝馬マディソンガール。好スタートから3番手追走へ。逃げたサトノフォーミュラの前半1000mのラップは1分3秒8と超スローの流れ。直線に入るとまず、2番手からサートゥルナーリア産駒ショウヘイが後続を離して抜け出します。これをマディソンガールが追いかけて、ゴール手前で交わして1馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分49秒4。2着ショウヘイから5馬身差の3着には、8番手から差してきたアルアイン産駒アジュマン

 勝ったマディソンガールは、三冠牝馬リバティアイランドの半妹という良血早め先頭の2着ショウヘイの上りタイムが33秒2で、これを上り33秒0で差し切ったのですから、姉リバティアイランドのデビュー戦を思い出します。お姉さんは2戦目のアルテミスS2着のあと、快進撃で三冠牝馬に輝きましたが、マディソンガールも潜在能力は十分。このあとの状態次第ですが、来年1月のシンザン記念あたりに出てこれれば、桜花賞にも間に合いそう

 2着ショウヘイも地力があり次戦は確勝レベル。今回は相手が悪すぎました。

 

 中山5R芝1200m新馬を勝ったデクラレーションオブウォー産駒の牝馬ヴィヴァラリス。中団後方待機で脚を溜めます。逃げたエクラドネージュの前半3ハロンのラップは34秒3と流れるペースに。直線に入ると、逃げ粘るエクラドネージュの内側からシルバーステート産駒タケショウブラボーが抜け出して、そのまま押し切るかと思われた瞬間、大外からヴィヴァラリスが猛然と追い込んできてハナ差前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分9秒0。2着タケショウブラボーから1馬身1/2差の3着には2番手からロードカナロア産駒カウスリップ

 

 京都6R芝1400mを勝ったレイデオロ産駒の牝馬スライビングロード。7番手追走で脚を溜めます。逃げたキーブリーゼの前半3ハロンのラップは34秒8と平均ペースに。直線に入ると、逃げ粘るキーブリーゼを追いかけて各馬が競り合う中、最内を突いてスライビングロードが抜け出し、そのまま2馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分22秒0。2着には、3番手から外を差してきたサトノクラウン産駒ワイドクリーガー、クビ差の3着には3番手内からスワーヴリチャード産駒カルドウェル

 

 京都9R芝1200mさざんか賞(2歳1勝クラス)を勝ったスマートオーディン産駒の騙馬ルクスレゼルヴァ。5番手追走で脚を溜めます。逃げたブルーサンセットの前半3ハロンのラップは34秒9と平均ペース。直線に入ると、逃げ粘るブルーサンセットを巡って先行勢が伸びあぐねる中、最内からファインニードル産駒アブキールベイが抜け出して先頭に。さらに外からルクスレゼルヴァがこれを交わして1馬身1/2差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分9秒1。2着アブキールベイからクビ差の3着には、7番手から追い込んできたカトリックボーイ産駒マジカルシャイン

 勝ったルクスレゼルヴァは、距離を1200mに縮めてから2連勝典型的な短距離の差し馬で、この路線で邁進すべきと思います。

 

 中山9R芝2000m葉牡丹賞(2歳1勝クラス)を勝ったリアルスティール産駒ヴィンセンシオ。中団待機で脚を溜めます。逃げたエルムラントの前半1000mのラップは59秒7と速い流れに。直線に入るとまず、2番手からエンペラーズソードが先頭に立ちますが、その外からヴィンセンシオ、ブリッグスアンドモルタル産駒ゲルチュタール、大外からトーセンラー産駒リトルジャイアンツの3頭が併せ馬状態のまま抜け出します。ゴールまで激しい競り合いが続きますが、ハナ差でヴィンセンシオが勝利。良の勝ちタイムは1分58秒8と2歳コースレコード。2着にはゲルチュタール、アタマ差3着がリトルジャイアンツ

 勝ったヴィンセンシオは、デビューから2連勝で葉牡丹賞を制覇父リアルスティール×母シーリアで、シーリアは名牝シーザリオの直子という良血。このまま暮れのホープフルSに出てきても面白い存在父リアルスティールと脚質を考えると、将来はダートでも大きな仕事をしそうな予感がします。

 2着ゲルチュタールも地力は高く、重賞路線で狙える馬1番人気で3着のリトルジャイアンツは、最後方から早めに外をまわす横綱相撲を選択したためラストの脚がなくなっただけで、もう少し丁寧に乗れれば巻き返しがあると思います。

 

 日曜日は中京1Rダート1800mを勝ったモズアスコット産駒ミライヘノカギ。好スタートから2番手追走へ。逃げたホッコータルマエ産駒メイショウズイウンの前半1000mのラップは1分3秒0と平均ペース。直線に入ると、メイショウズイウンがスピードを加速、これをミライヘノカギが追いかけます。残り100mのところでミライヘノカギが前を交わして、そのまま1馬身差をつけて快勝。ダート良の勝ちタイムは1分53秒2。2着メイショウズイウンから5馬身差の3着には、5番手から差してきたアメリカンファラオ産駒ダノンヴェステル

 

 京都2R芝1600m牝馬限定を勝ったアルアイン産駒ブーディガ。好スタートから2番手追走へ。逃げたアルアイン産駒アメリータの前半3ハロンのラップは36秒4と超スローの流れ。直線に入ると、逃げるアメリータの外からブーディガが早め先頭に立ちます。後続を突き放してそのまま3馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分36秒0。2着アメリータからハナ差の3着には、5番手から差してきたキタサンブラック産駒キントラダンサー

 

 京都3R芝1800mを勝ったデクラレーションオブウォー産駒の牝馬サタデーサンライズ。好スタートから2番手追走へ。逃げたサトノダイヤモンド産駒サヴォンリンナの前半1000mのラップは1分1秒9とややスローの流れに。直線に入ると、サヴォンリンナがスピードを加速、そこに外からサタデーサンライズが並びかけ、激しい競り合いに。ゴール手前で外のサタデーサンライズがアタマ差前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分48秒5。2着サヴォンリンナから2馬身1/2差の3着には、4番手から差してきたキタサンブラック産駒キタサンハナビラ

 

 中山3R芝1600mを勝ったロードカナロア産駒の牝馬ジョイフルニュース。好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは34秒7と平均ペースに。直線に入ると、逃げるジョイフルニュースに2番手からキタサンブラック産駒ライラが並びかけ、激しい競り合いになります。でもジョイフルニュースが改めてスピードを加速、ライラとの差を広げて1馬身差で快勝。良の勝ちタイムは1分33秒4。2着ライラから4馬身差の3着には、8番手から追い込んできたバゴ産駒スペシャルバニー

 

 中京4R芝1600mを勝ったアメリカンファラオ産駒の牝馬ラージギャラリー。好スタートからマイペースの逃げへ。前半3ハロンのラップは36秒0とスローの流れ。直線に入ると、ラージギャラリーがスピードを加速、後続を突き放します。そのまま3馬身差をつけて圧勝。良の勝ちタイムは1分34秒9。2着には2番手からストロングリターン産駒シドニーホバート、アタマ差の3着には、5番手から差してきたキズナ産駒ラトラース

 

 中京5R芝2000mを勝ったエピファネイア産駒インターポーザ―。7番手待機で脚を溜めます。逃げたペプチドシナノの前半1000mのラップは1分2秒0とスローの流れに。4コーナー手前から、インターポーザーがマクリ気味に大外を回して前に取りつきます。直線に入ると早め先頭に立って、そのまま後続に1馬身3/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分2秒7。2着には、6番手から差してきたサトノアラジン産駒エリーナストーム、3馬身差の3着には、4番手からドゥラメンテ産駒ロードアルディート

 

 京都5R芝1400m新馬を勝ったシルバーステート産駒ランスオブカオス。後方8番手待機で脚を溜めます。逃げたワンダーエルピスの前半3ハロンのラップは36秒0とスローの流れ。直線に入るとまず、2番手からドゥラメンテ産駒ジーティーエスピが先頭に立ちますが、大外からランスオブカオスが鮮やかに差し切って、そのまま2馬身1/2差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分22秒5。2着ジーティーエスピから1馬身差の3着には、3番手からミッキーアイル産駒サウンドルーチェ

 

 中山5R芝2000m新馬を勝ったシルバーステート産駒スモーキーゴッド。好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分2秒1と上手くゆったりペースに落とします。直線に入ると、スモーキーゴッドがスピードを加速、後続を突き放します。そのまま2馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分1秒1。2着には、7番手から追い込んできたリアルスティール産駒レッドサジェス、2馬身差の3着には、4番手からアースライト産駒サンリットアワーズ

 

 中山6Rダート1200m(2歳1勝クラス)を勝ったホッコータルマエ産駒の牝馬フレッシュラン。好スタートから2番手追走へ。逃げたブラックトルネードの前半3ハロンのラップは34秒5と流れるペースに。直線に入ると、フレッシュランが早め先頭に立ちます。後続を突き放して、そのまま2馬身1/2差をつけて圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分11秒4。2着には、7番手から差してきたタワーオブロンドン産駒ゴメンネジロー、1馬身1/2差の3着には、4番手からリオンディーズ産駒モジャーリオ

 

 中京9R芝1600mこうやまき賞(2歳1勝クラス)を勝ったレイデオロ産駒カラマティアノス。後方6番手追走で脚を溜めます。逃げたサトノダイヤモンド産駒ネーブルオレンジの前半3ハロンのラップは36秒1とスローの流れに。直線に入ると、逃げるネーブルオレンジと2番手にいたキズナ産駒ワースの2頭による激しい競り合いに。残り200mのところでワースが抜け出しますが、その外からカラマティアノスが鮮やかに差し切ってクビ差で勝利。良の勝ちタイムは1分35秒1。2着ワースから2馬身差の3着にネーブルオレンジ

 

 


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【競馬】 チャンピオンズカップ(GⅠ)!

2024-12-01 04:42:22 | 競馬

 ダート1800mのGⅠ、中京のチャンピオンズCです。

 日本のダート界を牽引している3頭、すなわち3歳牡馬フォーエバーヤング7歳牡馬ウシュバテソーロ4歳牡馬デルマソトガケが11月2日の米ブリーダーズカップクラシック(GⅠ)に挑戦したため、11月4日に佐賀で行われたJBCクラシック(GⅠ)にも、このチャンピオンズC(GⅠ)にも出走してきません

 したがって、このトップ3頭のいないところで、日本のチャンピオンを決めるGⅠシリーズが続くという状況になっております。それだけ日本のダート界が急速に世界レベルになったため、国内競馬の仕組みが追いついていかないという状態来年も米ブリーダーズカップデーが米西海岸での開催になるため、この傾向は続くと思います。

 

 昨年の優勝馬②レモンポップが、ここを引退レースに選んで出走してきます。人気を集めると思います。ただしレモンポップは、もともとダート1400mのスペシャリストで、年齢とともに1600m、1800mと距離を伸ばしてきた馬。やはり持ち味はスピードであり、本来の舞台はダート1400mだと思います。乾いた良馬場のダートで脚を取られる状況になれば、昨年のような快勝劇は難しいかもしれません。

 ここは、キズナ産駒の3歳牡馬⑫サンライズジパングを狙いたい。本来であれば、3歳牡馬フォーエバーヤングこそが日本のダートチャンピオンだと思いますが、フォーエバーヤングの代役としてサンライズジパングほど適任はおりません。何と言ってもダートのレースで負けているのは同期のフォーエバーヤングとミッキーファイトのみ。フォーエバーヤングとミッキーファイトがいないこのレースで負けるわけにはいきません。

 相手には、佐賀のJBCクラシックを圧勝した5歳牡馬⑧ウィルソンテソーロ。この馬も冒頭の3頭がいない中ではトップに立つに相応しい実力馬です。あとは安定度抜群の6歳牡馬⑭スレイマンも。

 馬券は、まずは本命⑫サンライズジパングの単勝。そしてサンライズジパングと⑧ウィルソンテソーロの馬連1点 ⑧⑫、さらには⑭スレイマンから上記2頭へのワイド2点 ⑭⇒⑧⑫

 

 


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