アートインプレッション

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陶酔のパリ・モンマルトル展 見所紹介!

2012-01-31 16:03:17 | 陶酔のパリ・モンマルトル
陶酔のパリ・モンマルトル展
群馬県立近代美術館見所紹介!!


寒い日が続いていますが皆さんお変わりないですか?
防寒対策はもちろん、この頃は乾燥対策も欠かせないですね。

今日は、以前ご紹介したロイ・フラーにまつわる作品のうち、群馬県立近代美術館限定で出品している作品をご紹介します!


左:《1900年のパリ万国博覧会「ロイ・フラー劇場」のポスター》エマニュエル・オラジ 1900年
右:《「フォリー=ベルジェール」のロイ・フラー・ショーのポスター》フェルディナン・バック 1892年


左はパリ万博で大いに賑わった「ロイ・フラー劇場」のポスター。ロイ・フラーはもちろん、海外巡業中の川上音二郎・貞奴夫婦も出演したと言われています。画面中央に描かれている模様など、ジャポニズムの影響が色濃く見られるのが印象的ですね。
右はロイ・フラーのデビュー当時に制作された「フォリー=ベルジェール」のポスター。人気を得はじめた頃の様子を垣間見れる貴重な1枚です。


《「フォリー=ベルジェール」のロイ・フラー・ショーのポスター》 パル 1898年

そして同じく「フォリー=ベルジェール」でのショーを描いたのがこちら
同じ題材でもデビュー6年後とあってか、心なし照明がパワーアップしているような...。
6年を経て人気に影がさすどころか、シェレやスタンラン、ロートレックなど、そうそうたる前衛芸術家の注目を集め、まさに絶頂を迎えようとしている頃の作品です。



ロイ・フラー関連作品を展示しているコーナー。
会場デザイン 吉野弘 (吉野弘建築設計事務所)


ポスター以外にも映像や書籍など、当時のエンターテイメントを代表する存在としてロイ・フラー関連作品を多く展示しています。
また、会期中は学芸員による作品解説会、19世紀フランス文学がご専門の鹿島茂氏による記念講演会の他、プレイエル・ピアノによるコンサートなど、イベントが目白押しです。お見逃しなく!
*イベント詳細は群馬県立近代美術館 関連事業ページ( http://mmag.pref.gunma.jp/art-event/paris.htm )をご覧下さい。




群馬県立近代美術館
■バス
「高崎駅東口」から市内循環バスぐるりんに乗車。約35分。「群馬の森」下車徒歩5分
■タクシー
高崎駅より約25分

詳しくは群馬県立近代美術館交通情報をご覧下さい。

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