ブダペスト国立工芸美術館名品展
『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』
出展作品のご紹介⑮
ドーム兄弟「水辺風景図花器」1910年頃 ブダペスト国立工芸美術館蔵
皆様こんにちは!
本日はブダペスト国立工芸美術館名品展『ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ』作品紹介第15回目!
今回は、ドーム兄弟と作品「水辺風景図花器」についてご紹介いたします![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0146.gif)
■ドーム兄弟
19世紀後半から20世紀前半にかけて活躍したフランスのガラス工芸家、
オーギュスト・ドームとジャアントナン・ドームの2人。
ドーム兄弟は父のジャン・ドームが 1878 年にナンシーで興したクリスタルガラス製造所を継ぎました。また、ガラス工場にはドーム兄弟という名称がつきました。
ドーム兄弟の作品は作品紹介第6回目でもご紹介しています
まだご覧になられていない方は、こちらの作品紹介ブログもよろしければご覧ください
さて、作品の紹介に入ります!
器表一面に湖畔の風景が広がっていますね
対岸に見える遠くの風景は、水面に映る木々や低木の影と共に、淡く薄く研削されており、
繊細な表現が施されています。
そして淡いオレンジ色に染まった夕焼け空が本当に美しいですね。
全体的に印象派の絵画を彷彿とさせる作品だと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか
濃緑色で描かれた草木と背景のオレンジ色の組み合わせもとても素敵ですよね
次のブログもお楽しみに
本展覧会は今後石川、山口、東京に巡回する予定です