☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

麗しき風☆ 信楽へ

2010-05-06 16:35:42 | 徒然

ゴールデンウィークは突然の夏の訪れとともに過ぎた。
こんな時は、季節が思いがけない表情を見せてくれる。
同じことなら自然の営みの突然の変化を
嘆かず「贈り物」として面白く受け止めたいものだ
と近頃は思っているのだがなかなか難しい。
 
「連休にドライブするなんてとっても、、、」と
思っていたのだが「高速と主要幹線道路以外大丈夫!」
という家人の言葉に乗って宇治から天瀬ダムを通って
滋賀県の大津から信楽方面へ出かけた。
行き当たりばったりのミニ旅。
家人の言葉どおり行く道はほとんど込んでいなくて
拍子抜けしたぐらいだ。

宇治から大津に抜ける宇治川に沿う山道は
萌黄の緑から若葉の緑が幾千の表情を見せてくれる。
ここを新緑の頃に訪れるのは今年で3回目。
美しい川の流れと共にあるのがいいのだろうか。
麗しき風と共に麗しき日本の風景が次々と展開する。
去年も立ち寄った立木音楽堂で一休み。
一枚ガラスの前に展開する眺めは今年もやはりすばらしい。
6月の音楽会のチケットは完売とか。
次からの音楽会の知らせを届けてもらうように手続きをした。

藤の花、シャガの花が満開。
驚いたことに所どころに山桜がまだ咲いている。
萌黄の緑に薄いピンクが混ざってとても優しく綺麗だ。
三つ葉ツツジの何とも言えない紫ピンクもいい感じだ。
「山笑う」3月・4月・5月の京都の山の表情が
混ざり合って現れる。

今年初めて萌黄の緑には芽吹きの赤が
含まれていることに気づいた。
この時期の「緑」はすべて「赤」を含んだ「緑」なのだ。
画家である家人が色を言うとき
「この赤には青が含まれている」とか
「この緑には茶色が入っている」とか言っているが
見た目ではわからない。
今ひとつ意味がつかめなかったのだが
今年の「緑」を見て何となく感覚的に分かった気がした。

信楽では駅前陶器市!?をはじめ
いろいろな市が開かれていてここは込んでいた。
ガードマンに半ば強引に誘導されて信楽駅前へ。
「まあいいか」と車を止めた。
さすがいろいろな地方の車がいっぱい来ていた。
結構みんなたくさん陶器を買い込んでいる。
ちょうどほしいと思っていた植木鉢を4つ買った。
何とも不思議で意味不明だったのは
会場に大音量で稲垣純一の「クリスマスキャロルの頃には」
が流れていたことだ。
何でこの時期に・・・どうして稲垣純一なの?

麗しき風と共に麗しき季節の情景がちょっと沁みた。

                     
コメント
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