☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

こもよみこもち・・・万葉の言の葉

2010-12-18 00:00:56 | アートライフ

東京へ・・・ 
12月の空は良く晴れて、新幹線から富士山が綺麗に見えた!
主な目的は「星と森披講学習会 第三回公演」
場所は「紀尾井ホール」

歌会始で行われているような和歌の披露の仕方を「披講」と呼ぶ。
発声等のふしは「綾小路流」とよばれるもので行われ

甲調・乙調・上甲調の3種類がある。
今では「星と森披講学習会」の皆さんは

どのふしもお手の物という感じだ。

今年は万葉の世界に焦点をあてた公演。
第1部は大伴家持のひとり語りに万葉歌の披講が合わされるという趣向。
「こもよみこもち みこもよみぶくしもち・・・」

学生時代に学んだことを思い出す・・・

披講は倍音声法、心地よく古式に則った和声が響き渡る。
うっとりと眠気さえ感じる気持ち良さだ。

第2部百歳姫の公演
主宰のI氏が思いを込めて本公演に向けて結成された
若い女性5人の披講グループだ。
一応20歳×5人で百歳と言う設定。巫女姿も初々しく声も高く華やいで
少し自信無げなところもかえって初心な感じでいい。
プログラムが進んでいくに連れて次第に思いが込められ声に張りが増していく。
可愛らしく華やいだ雰囲気が披講に明るく美しい色を添えた。

第3部和歌披講ワークショップと万葉秀歌
まず披講の説明とそれに合わせた万葉秀歌の発表があり

250名入る会場の参加者全員で披講のワーク。
甲調の練習を丁寧に・・・。披講会の指導者で大学の先生 もある
A氏の絶妙な進行で会場全体が一つになって
朗々とした「万葉歌」がホールに流れた。

今年も良い公演に参加できて幸せな時間となった・・・

 

                                       


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