気がつけば桜紅葉が色鮮やかさを増して
秋の気配も多少濃くなってきた
急に冷え込むことはあっても比較的に暖かい今年の秋
行ったりきたりで何か知らぬ間に時が進んでいく感じがする
季節感が分からなくなって着る服にも戸惑ってしまうのは
もうここ数年続いているけれど・・・
今月も展覧会やコンサート等に出かけることが多い
年を重ねるごとにクラシック好きになっていくのは何故だろう
やはり、完成度の問題なのだろうか
と言いながら「ライブ」というと何故か血が騒ぐ感があるのだが・・・
通崎睦美さんのリサイタル「木琴文庫」
木琴の音色の清らかさ・温かさがとってもいい
マリンバの綺麗な響きとまたちがって
やっぱり馴染み深いと言うか懐かしい感じがする
日本で昔から響いてきた木の音って言う感じ・・・
この前の震災支援のコンサートでは元の持ち主に敬意を表して
平岡養一氏の色が強かったけれど
さすがに「リサイタル」だけあってしっかり通崎色になっていた
ゲストの木村睦幸氏のリコーダーもとってもいい感じだった
柔らかい本当に心地いい響きでもっと聞きたい感じがした
クラシックというといつも考えさせられて議論になったりするのは
「現代音楽」とは・・・ということ
美術でも同じだが「現代」がつくとすでにとっても古臭い感じが・・・
それを超えたより美しい「調和」のとれた美の世界が欲しい・・・
エヴァンゲロス・サラフィアノス氏のピアノも聞くことが出来た
今回も震災の復興支援の公演のメインゲストとして参加されていた
ベートーベンのピアノソナタ第14番「月光」を演奏
この曲を十八番にしているピアニストの知人がいたりもするので
第3楽章まで聞く機会もあるのだがまた一味もふた味も違って
繊細・流麗・優美・・・
超絶技巧による楽しさや力強さが表現された素晴らしい世界が広がった
秋本番
素敵な芸術の秋を楽しみたい・・・