弥生、3月に入った
各所に飾ったミニ雛飾りは旧暦まで飾る予定で
活け花とともににこやかに座っている
今日は「啓蟄」とか
暦の上では「春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくる」
ころと言われる
「蟄」は冬ごもりのため虫が土の下に隠れること
「啓」は開くとか開放とか夜が明けるの意を表すらしい
今日は朝から雪がちらついている
北の方ではとっても厳しい雪模様
奈良・東大寺の「お水取り」の本行が中日を迎えるこのころは
昔から寒の戻りが厳しいと言われている
籠もりの僧にとってはその方が「行」がおこないやすいと聞く
厳しい行で暖かいと着ている紙子(和紙で作った衣)が
汗で破れたり返って体調を崩したりするとか・・
明日は朝から「参篭見舞い」に行く予定
今年は旧知のS師が和上を勤められている
奈良には今年はどんな風が吹いているだろう
今年は2月はほんとに寒くて雪も降りこれぞ冬という
「寒い2月」を久々に思い出した
近年は私的には日差しの明るさの中で早春の感じが
年々強くなってきていたから
もう15年ほど毎年出かけている「お松明」も
以前はすごい重装備で出かけたものだが
このところは随分すごしやすくなっっていた
今年は覚悟して出かける必要があるだろうか
春の足音が少し遅い今年だが
思わぬ事象で1年先延ばしになっていた「新しい春」を
始まる・始める予感が少ししている・・・