まだまだ吹く風は冷たく京の底冷えは続きそうだけれど
降り注ぐ光は一足先に春に向かっています
明日からは弥生3月
玄関にミモザと黄緑のデンドロビウムと薄オレンジのスイトピーを活けました
種々のミニ雛を飾って春を待ちます
そこかしこ飾りて待つや雛の月陶雛貝雛ちりめんの雛
わが冬のうた2(短歌)
紅白の梅の香ほのかに漂いてつがいメジロが飛び交い遊ぶ
「梅に鶯」と言うけれど昔の人は「あの美しい声で啼く鳥はきっと梅に
よく来るあの黄緑の綺麗な鳥だろう」とメジロのことを鶯と勘違いしてた
とか。だから鶯色は美しいメジロの色なのでしょう。
鶯も確かにモスグリーンではあるけれど声に比べ地味な鳥ですものね。
梅林の甘き香りが春を呼ぶ光のどかな天神ノ森
この日も長岡天満宮の森には鶯の笹啼きが聞こえてました。
梅の香りはほんとに甘く清しくいいですね
「お父ちゃん!」呼びかける声久しくて親子の姿振り返り見る
近頃は京都でもほんとに耳にしなくなった「お父ちゃん」!
結構びっくりしてどんな親子かなと思わず振り向いてしまいました
西陣の技も華やぐ袋帯年を重ねて今壁飾る
いいものは年を重ねても味わいが深まります
重厚ではんなり、素敵なタペストリーとして今も活躍しています
カワセミの煌めく青を目で追えば揺れる川面に日は降り注ぐ
光は春の色をして水ぬるむ春を呼んでいるよう…
「春よこい」の季節です…