☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

「軟酥の法」

2011-03-09 00:15:47 | 夢話

不思議なご縁?!で「軟酥の法」(なんそのほう)と
いう呼吸法?!を始めてもう5・6年経つだろうか。

だいたいは就寝前ほぼ毎日続けてきた。
今は15分かまあ20分程度

1本のお香が燃え尽きるまでと決めてやっている。
  
「軟酥の法」(なんそのほう)は

禅式呼吸法とか丹田呼吸法とか呼ばれ
多くの呼吸法の基礎となっていると思われるものだ。 
 
後世臨済宗中興の祖と言われ

気の達人でもあった白隠禅師が伝えたとされる「内観法」で
言わば潜在的な心の力を使ったイメージ療法と考えられる。

白隠は20代の後半激しい修行のあまり

重度のいわゆる禅病にかかってしまった。
現在で言えば極度の神経衰弱と重い肺結核である。
当時としては治癒は絶望的な状況であったが

白隠禅師はこの難病を克服するために
名僧・名医を捜し求めてひたすら旅をし

ついに京都近郊の白河山中に住む仙人
(天文、医道を極めた白幽道人らしい)に出会った。

病気の克服法の教えを請い初めは断られたが
白隠の状態を詳細に見て
これ以外に治療法はないと

内観の秘法である「軟酥の法」を授けたといわれている。

白隠禅師はこの教えを実践すること3年

難病(肺結核等)を克服し何と83歳まで生きた。
白隠はこの教えを「夜船閑話」(やせんかんな)と言う

文書に残し伝えている。
この話はいろいろな形でここ数年いろいろな人が

取り上げたりしているのをよく目にするようになった。

「軟酥」とは金色に輝きえもいわれぬ

馥郁たる芳香を放つ今で言うチーズのような
霊薬の固まりでそれが頭上にあるとイメージする。
やがて体温によって溶け始めた軟酥が呼吸法とともに

頭部から胸部、腹部へと
徐々に全身のあらゆる部分に浸透し

一切の病毒、邪気を祓い清めながら下降して足まで達する
とイメージしてこれを繰り返す。

丹前に意識を於いた腹式呼吸

できるだけ長い時間をかけて息を吐いていき
しっかり吐き切るきることが大事。
集中してやると体があったかくなり、

手のひらや足の裏がじんじんしてくる…

一応指導は受けたが1、2年はなかなか上手くできず
感覚を掴むまで試行錯誤をくりかえし
資料等を読んだり誘導の音源を見つけてそれをもとに
やってみたりあれこれ研究しながら練習した。
自己流である。
スシムナカンと呼ばれる気の背骨に当たる所に

流していくことを意識してをやっている。

だからどうだと言うことがはっきりあるわけではなく

「何のために」と続けているわけでもないが
今では1日の大切な日課となって暮しの中に定着している。
 

気づいていないところでいろんな面で
確かな何かを与えて貰っている気がする。

人に伝えるのは非常に難しいのだが、

いろいろな意味もあって一人若い鍼灸師の友人に伝えた。
真面目な彼は朝夕真剣に取り組み今も毎日続けている。

彼はもちろん彼の家族に
「仕事が終わった後、顔色が悪く大変疲れていたり

頭痛があったり、休みの日は
体調不良に悩まされることも多くて心配していたが
軟酥を始めてからそんなことはほとんどなくなり
休みの日もすっかり元気で喜んでいます…」

と会う度に感謝されている。
 
気持ちが散漫になって内観法には

なってないことが多い今日この頃…
ここでもう一度気を入れなおし

初心にかえって取り組みたいと思っている…
                                           

                                                                                                                                                                         

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